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【WBC速報&詳報】「後ろには素晴らしい仲間が控えている」激闘の韓国戦、大谷が語る勝利の要因とは
ビジョナリー編集部 2026/03/08
2026年3月7日、WBC一次ラウンド最大の山場である韓国戦が東京ドームで行われた。
驚異の3連続ホームラン
試合は、初回に侍ジャパンの先発・菊池雄星が韓国打線に捕まり3点を先制される、波乱の幕開けとなった。プレッシャーのかかる展開の中、侍ジャパンは「個の力」と「組織の粘り」で見事に跳ね返した。
1回裏、鈴木誠也が右中間へ2ラン本塁打を放ち、すぐさま1点差に詰め寄り、2-3で迎えた3回裏。
大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚のメジャー組3人が、立て続けにソロ本塁打を放ち、一気に逆転。東京ドームが熱狂の渦に包まれた。
試合を決めた種市の三者連続空振り三振
4回に同点とされるも、侍ジャパンは焦りを見せることはなかった。
試合の流れが大きく変わったのは7回。この回から登板の種市篤暉が、ストレートとフォークを巧みに使い分け、三者連続空振り三振を決める。
その裏、二死満塁という好機で、鈴木誠也が押し出し四球を選び勝ち越し。続く吉田正尚が2点タイムリーを放ち、最終的に8-6で激闘を制した。終盤の集中力と、相手の隙を突く攻撃が光る展開となった。
大谷翔平が語る勝利の要因
今大会2試合連続で本塁打を放ち、打率.833、OPSは2.875という異次元の数字を記録している大谷。試合後の会見では、自身の記録以上に「チームのメンタリティ」にフォーカスした発言が際立った。
「一番大きかったのは誠也の2ラン。あの最初の一本が、試合全体の落ち着きという意味で一番大きな流れを引き寄せてくれた」と強調。3点を追う重苦しい空気を一変させた同世代の活躍を、勝因として挙げた。
さらには本塁打の後、ベンチに向かって「落ち着いて」という仕草を見せた場面について、「みんなが先制されて『やばい』と急ぎがちになるリズムがあった。同点になったことで、少し落ち着いていこうよ、というベンチの雰囲気にしたかった」と語った。
また、申告敬遠された場面については、「後ろに素晴らしい打者がいるので、自分自身の打席に集中できる環境があった」とし、チームメイトへの揺るぎない信頼が、自身の圧倒的なパフォーマンスの背景にあることを示唆したのである。
個人として圧倒的な実力を有しながらも大谷が語ったのは「個」よりも「ベンチの雰囲気」や「仲間のリズム」だ。それこそが、彼が勝ち続ける所以を物語っているのではないだろうか。
次戦は3月8日オーストラリア戦
1次ラウンド最大の山場を越えた侍ジャパン。怒涛の勢いのまま、本日3月8日はオーストラリア戦を迎える。この「逆転のメンタリティ」がチームにどう定着したのか。次戦も注目したい。


