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【FIFAワールドカップ2026】日本代表が「歴代最強」と言われる理由――2026年森保ジャパン強さの秘密とは
サッカーW杯2026特集 | 受け継がれる歓喜、世界最高峰の戦いビジョナリー編集部 2026/06/13
世界の頂点を決める戦い、FIFAワールドカップ2026年大会が、6月12日についに開幕する。日本中が熱狂と期待に包まれる中、開幕直前の代表チームに大きなニュースが飛び込んできた。これまで大黒柱としてチームを支え続けてきたキャプテン、遠藤航が左足首の負傷のため、無念のチーム離脱と代表引退を発表したのだ。
カタール大会以降、チームの精神的支柱としてメンバーを牽引してきた遠藤の不在は、確かに大きな痛手だ。しかし、現在のサムライブルーは、新キャプテンに任命された板倉滉を中心に前を向いている。初戦のオランダ戦へ向けて、チームはすでに準備を整えている。
今回の日本代表は「歴代最強」とも称され、大きな期待を集めている。その具体的な強さの理由を紐解いていく。
欧州トップリーグで磨かれた「圧倒的な選手層の厚さ」
かつての日本代表において、海外の主要リーグでプレーする「欧州組」は一握りの特別な存在だった。しかし現在のチームは、メンバーのほとんどがヨーロッパの第一線でレギュラーとして活躍する選手たちで構成されている。
今大会日本代表の「欧州組」
【GK】鈴木 彩艶:パルマ(イタリア)
【DF】菅原 由勢:ブレーメン(ドイツ)
【DF】瀬古 歩夢:ル・アーヴル(フランス)
【DF】伊藤 洋輝:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
【DF】渡辺 剛:フェイエノールト(オランダ)
【DF】板倉 滉:アヤックス(オランダ)
【DF】冨安 健洋:アヤックス(オランダ)
【MF】久保 建英:レアル・ソシエダ(スペイン)
【MF】堂安 律:フランクフルト(ドイツ)
【MF】中村 敬斗:スタッド・ランス(フランス)
【MF】鎌田 大地:クリスタル・パレス(イングランド)
【MF】鈴木 唯人:フライブルク(ドイツ)
【MF】佐野 海舟:マインツ(ドイツ)
【FW】町野 修斗:ボルシアMG(ドイツ)
【FW】塩貝 健人:ヴォルフスブルク(ドイツ)
【FW】上田 綺世:フェイエノールト(オランダ)
【FW】伊東 純也:ゲンク(ベルギー)
この変化がもたらした最大のメリットは、 「先発と控えのクオリティーに差がない」という選手層の厚さ だ。仮に中心選手が欠けたとしても、それに劣らない実力者がすぐさまその穴を埋めることができる。
さらに、彼らは所属クラブでさまざまな戦術や厳しい局面を日常的に経験しているため、試合中にトラブルが起きても、ピッチ内で柔軟に対応できる修正力も兼ね備えている。個々のレベルの高さが、そのままチーム全体のタフさにつながっている。
驚異の勝率を誇る森保監督の手腕と、ブレない一体感
指揮を執る森保一監督の実績も、データがその優秀さを証明している。これまでに100試合を超える代表戦を率いながら、その勝率は約70%という驚異的な数字を維持している。これほど長期間にわたり、世界の舞台で安定した結果を残し続けられる指揮官は、日本サッカーの歴史を見渡しても類を見ない。
森保監督が築き上げたチームの強みは、 選手全員が同じ方向を向いている 点にある。以前であれば口にすることすら躊躇われた「ワールドカップ優勝」という高い目標を、今や全ての選手が本気で共有し、目指すべき場所として捉えている。
この明確なメンタリティがあるからこそ、開幕直前のアクシデントに対してもチームがブレることなく、まとまりを保ち続けられるのだ。
命運を握る新時代のコアメンバーたち
今回の大会で、日本の躍進を左右するキープレイヤーとして特に注目したいのが、センターラインを構成する3人の選手たちだ。
上田綺世(FW):進化を遂げた絶対的ストライカー
オランダリーグで得点王に輝くなど、欧州で決定力に磨きをかけた日本の新たなエースだ。前線での身体を張ったキープや献身的な守備はもちろん、少ないチャンスを確実に仕留めるストライカーとしての嗅覚は、強豪国との対戦において最大の武器となる。
鈴木彩艶(GK):世界水準の若き守護神
イタリア・セリエAで評価を高める23歳の大型ゴールキーパーだ。圧倒的な身体能力によるシュートストップはもちろん、現代サッカーに不可欠な「足元の技術」に優れ、最後尾から鋭いパスで攻撃の起点を作ることもできる。
久保 建英(MF):世界を魅了する若き至宝
スペイン・ラ・リーガのレアル・ソシエダでプロ初の主要タイトル(コパ・デル・レイ)を獲得し、名実ともに世界のトップクラスへと上り詰めたアタッカー。前回のカタール大会では最年少の若手だったが、今や日本代表の攻撃のタクトを握る絶対的な中心選手へと進化。圧倒的なテクニックで繰り出されるドリブル、そして自らゴールを仕留める決定力で、日本の攻撃を牽引する。
彼らを中心とした個性が、日本の組織力と融合することで、これまでにない攻撃力と安定感を生み出すはずだ。
「ベスト8の壁」を越え初優勝へ
今回のグループステージは、初戦で激突するオランダを筆頭に、一瞬の油断も許されない実力国が同組に並ぶ厳しい戦いとなる。海外勢からのリサーチや対策も過去最高レベルになることが予想されるが、今の日本代表にはそれを乗り越えるだけの実力がある。
遠藤航が去り際に残した「今のチームなら、まだ見たことのない景色を見せてくれる」という言葉。それは、共に戦ってきたからこそ確信できる、このチームの実力への信頼そのものだ。
生まれ変わったサムライブルー。私たちがまだ見たことのない「ワールドカップのその先」の景色へ連れて行ってくれることを期待して、彼らの挑戦を応援したい。


