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いっぱいあって選びきれない! 求人媒体のおすすめ10選| 費用・特徴・選び方を徹底解説
総務必見!おすすめビジネスサービス特集ビジョナリー編集部 2025/04/01
目次
- 求人媒体の種類
- 採用に1人100万円程度かかっている
- ネット求人の相場
- 特化型のサイト
- SNSによる募集
- 人材紹介型(エージェント)
- 求人媒体の選び方
- 求人サイトの最新分類法
求人媒体の種類
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紙媒体
従来からある方法はフリーペーパーやチラシを活用する方法です。配布エリア内が限られるので勤務先と自宅が近い求職者を探すことに適しています。一度発行された後に修正することはできません。料金相場はおおむね1~5万円です。 -
ハローワーク
厚労省が設置する公的な機関が求人の紹介を行うサービスです。無料で利用できます。 -
ネット媒体
最近は多くがこの形式です。スマートフォンの普及でますます求人サイトで仕事を探している人が増えています。低コストで掲載が可能で、クリック数などの集計で効果をはかることもできます。今回はこのサービスを中心的に紹介します。
以下、おおまかですが、求人媒体による違いをまとめてみました。
| 紙媒体 | ハローワーク | ネット媒体 | |
|---|---|---|---|
| メリット | 自社の近くの求職者を募集できる | 無料で利用できる | 求職者が多い |
| デメリット | 広範囲で募集をかけると料金が高くなる | 情報がわかりにくく、情報掲載のための準備も必要 | 料金相場としては50万円程のコストがかかる |
| 料金 | 1~5万円 | 無料 | 1円~100万円以上 |
採用に1人100万円程度かかっている
リクルート社の就職白書2020によると新卒の1人あたりの採用単価は93万円、中途は103万円とされています。おおむね1人を採用するのに100万円程度が必要ということになります。労働人口不足もあり、この単価は今後も上昇する可能性があります。なお、別の調査によるとアルバイトは5~6万円程度が1人あたりの採用コストになるようです。これだけのコストが発生することを考えると、コストを抑えるために従業員からの紹介での採用や、離職者を減らす努力をするなど、できるだけ求人をしないで済むようにする対策も効果がありそうです。
ネット求人の相場
従来の紙媒体とは異なり、ネット媒体では色々な料金設定があります。無料で掲載可能なものもあるほか、従来型の広告枠を事前に購入するタイプ、成果報酬型もあります。以下にそれぞれの特徴と料金相場をまとめました。
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固定型
掲載するによって金額が発生する固定型の場合、募集する属性によって掲載料金が変わります。新卒で80~300万円、中途で20~100万円、アルバイトで1万円から40万円ほどが相場です。成果報酬型などと比べて、何人採用しても料金は同じなので、大量採用に向いています。逆に1人も採用できなかった場合でも料金は発生します。 -
成果報酬型
新卒で1人50~100万円、中途で30~120万円、アルバイトで1~5万円ほどが相場です。成果報酬型なので無駄な費用が発生しないのが最大のメリットです。固定型と比べると接触できる求職者が少ない傾向があります。 -
クリック型
求人検索サイトと呼ばれるタイプで一般的な料金体系です。掲載自体は無料で成果報酬も発生しませんが、求人枠がクリックされるごとに料金が発生します。1クリックごとの単価によって掲載順が決まるなどのシステムが多く、単純な料金比較は難しいのですが1クリック15~1000円程度です。クリック=採用ではありませんが、興味がある人が閲覧するはずですので、上記の固定型と成果報酬型の中間的なサービスと言えそうです。
特化型のサイト
建築系のみや女性のみなど、求職者の属性に特化したサービスもあります。より自社の求めている人材に遭遇できる可能性が向上します。
SNSによる募集
ソーシャルリクルーティングと呼ばれる手法です。SNSで求人をかけることを指します。手法としては自社ホームページに求人を載せるのと同様の仕組みですので料金はかかりません。ソーシャルリクルーティングは自社のフォロワーなどが対象となることが多いのでマッチングに優れ、応募の時点から企業理解ができている人材を採用できるメリットがあります。
人材紹介型(エージェント)
人材紹介型は、求めている人材を採用しやすいサービスといえます。なかなか採用が決まらない場合や、資格のある人材を雇用する際に役立ちます。多くは成功報酬となっており、固定額を支払う場合と、採用人材の年収の30~35パーセントを支払う場合があります。基本的に料金は高額に設定されており、100万円を超えるケースも少なくありません。サービス名に「エージェント」と入っていることが多いです。
求人媒体の選び方
求人媒体を選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
- ターゲット層:自社が求める人材層が多く利用している媒体を選ぶ。
- 業界への特化:業界に特化した媒体を利用することで、より適切な人材を獲得しやすくなる。
- 費用対効果:初期費用や掲載料金、成果報酬型かどうかを考慮し、予算に合った媒体を選ぶ。
- 機能・サービス:スカウト機能やマッチング機能など、自社の採用活動に役立つ機能を持つ媒体を選ぶ。
求人サイトの最新分類法
現在の主流の媒体がインターネットであることは変わりませんが、おおきく分けて3ジャンルに分けて考えることができます。
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求人サイト
従来からある求人情報が集まるサイトです。基本的に採用・不採用に関わらず掲載料が発生します。 -
求人検索エンジン
インターネットの検索と同様の仕組みで、検索条件に当てはまる求人のみを探してくるサイトです。Indeedが代表的です。掲載を依頼しなくても掲載されることがあります。基本的にクリック課金です。 -
エージェントサービス
クライアント企業の求める人材を探し出してくるサービスです。企業側としては「待ち」の戦術ですが、採用率の高い方法です。基本的に成果報酬型です。
以下はそれぞれの特徴です。必ずしも当てはまらない場合もありますのであくまで参考としてください。
| 求人サイト | 求人検索エンジン | エージェントサービス | |
|---|---|---|---|
| 料金体系 | 固定式 | クリック課金 | 成果報酬 |
| メリット | 従来型の方法なので安心感がある。求職者の意欲が高いことも多い | 多くの閲覧者がいる。無料でも掲載ができる | 確実な採用が可能になる。ミスマッチを防げる |
| デメリット | 求人から採用まで行うので業務負担が増える | 情報が多くて埋もれてしまうことがある。あるいは、競合業種が多い場合はクリック単価が高くなる | 他の採用方法に比べて料金が高い |
おすすめ求人サイト10選
1. Wantedly 「ミスマッチが少ない」
20~30代に人気の伸び盛りの求人サービスです。「共感」をテーマとし企業とのマッチングを重視しており、給与条件の記載ができないという特徴があります。求職者側も、企業にどれだけ関心があるのかで判断するので、ミスマッチが防ぎやすいというメリットがあります。企業側はブログのような形で投稿してページを作っていきます。求人情報というよりは、採用特設ページに近いかもしれません。求職者側は「話を聞きに行きたい」ボタンを押すことで「カジュアル面談」が行えます。ダイレクトスカウト機能もあります。
- 費用: 月額制で、プランによって異なる。
- 特徴: 企業の文化や想いを重視した採用が可能。若手層に強い。
- メリット: ストーリーを通じた採用で、カルチャーマッチした人材を獲得しやすい。
- デメリット: 高度な専門スキルを持つ人材の獲得は難しい場合がある。
- 価格: 6ヶ月55,000円~
- 採用担当向けウェブページ
2. リクナビNEXT 「日本最大の登録者数」
日本最大と言われる約1000万人の登録者数が最大の魅力です。成果報酬ではないので、何人採用しても料金は同じです。オプションでリクナビNEXTを利用していない求職者からも求人情報が閲覧できるサービスもあります。なお「リクナビNEXT」は中途採用を対象としたもので、「リクナビ」が新卒対象、「リクナビエージェント」がエージェントサービスとジャンルが異なります。
- 費用: 掲載料金はプランによって異なる。
- 特徴: 幅広い年齢層と業種に対応。豊富な求人情報量。
- メリット: 多くの求職者にリーチできる。スカウト機能が充実。
- デメリット: 高額な掲載料金がかかることがある。
- 価格: 132,000円~
- 採用担当向けウェブページ
3. マイナビ転職 「若手採用に強い」
会員数は約756万人。マイナビ転職のアプリの利用者は20代が多く、ダウンロード数はNo.1です。また、それぞれのエリア版・都道府県版があり、UターンやIターン転職を考えている求職者を見つけやすいことも利点です。「エンジニア求人サーチ【IT】【ものづくり】」「女性のおしごと」など、職種に特化した専門サイトも併設されています。
- 費用: 掲載料金はプランによって異なる。
- 特徴: 新卒採用に強みを持つマイナビが提供。中途採用にも対応。
- メリット: 若手層に強く、ブランド力が高い。
- デメリット: 特定の業界や職種に特化していないため、専門性が求められる場合には不向き。
- 価格: 50,000円~
- 採用担当向けウェブページ
4. doda 「特化採用も充実」
会員数は約798万人。スカウト会員に対して「ダイレクト・ソーシングサービス」を活用することで直接人材にアプローチも可能です。業界専門サイトがあり「メディカル業界」「営業・販売・サービス」「金融業界」「企画・事務系」と分かれているので、専門性のある人材獲得を目指すことができます。一般的な求人情報サービスのほか、成功報酬型の「人材紹介サービス」、自分で人材を探せる「ダイレクト」もあります。
- 費用: 掲載料金はプランによって異なる。
- 特徴: 豊富な求人情報と、高度なマッチング機能を提供。
- メリット: 幅広い業種・職種に対応しており、多様な人材を獲得できる。
- デメリット: 豊富な機能の分、料金が高くなる傾向にある。
- 価格: 275,000円~
- 採用担当向けウェブページ
5. エン転職 「定着率にも注目」
採用後1年以内の離職率がほかの採用方法の半分以下と、採用後のことも考えたサイトです。予算ボリュームに左右されずに求人情報を掲載したり、「仕事のやりがい」「この仕事に向いてない人」欄があるなど、採用段階でのミスマッチ防止に力を入れています。女性の採用に特化した「エン転職WOMAN」もあります。面接前日には求職者にアラートを送信する機能などもあります。
- 費用: 掲載料金はプランによって異なる。
- 特徴: 20代~30代の若手層に特化した求人情報を提供。
- メリット: 若手層の採用に強く、使いやすいUIが特徴。
- デメリット: 高年齢層や高度な専門スキルを持つ人材の獲得は難しい。
- 価格: 275,000円~
- 採用担当向けウェブページ
6. Green 「IT/WEB業界に特化」
ITとWEBの業界に特化した成功報酬型の求人メディアです。転職者の60%が経験者だそうです。企業側から働きかけるスカウト機能が月に1000件まで無料です。なお、求職者側からは「気になるボタン」で興味の度合が示せます。求人期間も人数も制限はなし。成功報酬で職業別に60~120万円です。IT系以外にもデザイナーや営業職も採用可能です。
- 費用: 成果報酬型で、採用が決まった時のみ料金が発生。
- 特徴: IT・Web業界に特化した求人媒体。
- メリット: IT人材の採用に強く、成果報酬型のため初期費用がかからない。
- デメリット: IT以外の業界での利用には不向き。
- 価格: ライトプラン600,000円~
- 採用担当向けウェブページ
7. ハローワーク 「無料で採用が可能」
最大のメリットは掲載時も採用時も無料ということです。1人の採用にかかるコストは100万円と言われているので、無料であることは大きなメリットです。また、掲載期間はおおむね3ヶ月と民間の求人サービスよりも長期間の掲載が可能です。インターネットサービスにも掲載されます。申し込むためにはハローワークの施設に直接出向いて書類を記入する必要があります。
- 費用: 無料。
- 特徴: 国が運営する公的な求人サービス。
- メリット: 無料で利用でき、幅広い業種・職種に対応。
- デメリット: Webサイトの使い勝手が悪い場合がある。企業の魅力を伝えにくい。
8. タウンワーク 「安くて充実した求人」
2週間で19,800円(東京の場合)と、コストパフォーマンスに優れたサービスです。また、タウンワークという知名度も抜群です。採用したい地域(職場に近い、など)からの応募も期待しやすいでしょう。フリーペーパー版とネット版があり、どちらか、もしくは両方の組み合わせも可能です。見やすい画面で、スマートフォンから求人作成も可能です。営業担当者からのサポートもあります。
- 費用: 掲載料金はプランによって異なる。
- 特徴: アルバイト・パート求人に強い。
- メリット: 地域密着型の求人が可能。幅広い年代にリーチできる。
- デメリット: 正社員の採用には向かない場合がある。
- 価格: 9,000円~(地域による)
- 採用担当向けウェブページ
9. Indeed 「無料で始められる」
月間サイト訪問者が4080万人という人気サービス。インターネット上にある求人情報を自動的に集めてくる仕組みなので、掲載手続きなしで検索画面に表示されます。なお自社名を検索画面のキーワードに入れることで掲載されているかの確認ができます。また、無料の求人投稿も可能で、フォーマットに沿って文章と画像をアップロードするだけ。有料掲載の場合はクリック課金となります。
- 費用: 一部無料で利用可能。有料オプションで掲載順位を上げることができる。
- 特徴: 世界最大級の求人検索エンジン。
- メリット: 多くの求職者にリーチできる。無料で始められる。
- デメリット: 他社との競合が激しい。
- 価格: クリック課金
- 採用担当向けウェブページ
10. スタンバイ 「デバイスごとに料金設定も」
2015年にリリースされた新しいサービスです。LINEヤフー株式会社とビズリーチなどを運営するビジョルナ株式会社の合弁事業会社がスタンバイ。ヤフージャパンのユーザーにリーチでき、自社の採用サイトとの連携で管理が可能です。月間ユーザー数は1000万人以上。全国の求人を扱い、アルバイトから正社員まで様々な情報が掲載されています。仕組みはindeedと同じく求人検索エンジンですので、申し込まなくても掲載されます。クリック課金については、「スマートフォン版は有料」など細かな設定も可能となっています。
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費用: 無料で利用可能。有料オプションあり。
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特徴: 複数の求人媒体に一括で求人情報を掲載できる。
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メリット: 効率的に求人情報を拡散できる。
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デメリット: 一部の求人媒体では効果が薄い可能性がある。
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価格: クリック課金
適切な求人媒体を選ぶことで、採用活動の効率化と成功率の向上が期待できます。各媒体の特徴を理解し、自社に最適な求人媒体を選択しましょう。

