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「今年も出しとこ、年賀状。」2027年用年賀はがきの販売開始と様々な取り組みを解説
ビジョナリー編集部 2026/11/04
近年、新年の挨拶はスマートフォンやSNSで行うことが増え、年賀状を取り巻く習慣や価値観も大きく変化しています。そのような中、日本郵便は2027年(令和9年)用年賀はがきの販売を11月2日から開始しました。今回の発表では、「今年も出しとこ、年賀状。」というキャッチコピーのもと、現代のライフスタイルに合わせたスケジュール変更や、多様なニーズに応える新しいサービスが多数展開されています。本記事では、2027年に向けた日本郵便の取り組みについて詳しく解説します。
慌ただしい年末でも安心!遅出し傾向に対応したスケジュール変更
用意したい気持ちはあるものの、「年末の慌ただしさで元日に間に合わせるのが難しい」「もう準備する時期を逃してしまった」と感じて諦めてしまう人は少なくありません。こうした近年の「遅出し傾向」や年末の多忙さに合わせて、2027年用年賀はがきではスケジュールの見直しが行われました。
具体的には、これまでの12月15日だった引受開始日が20日に繰り下がり、元日に届けるための差出日目安も12月25日から27日へと後ろに倒されました。さらに、販売終了日についても従来の1月10日頃から1月15日まで延長されます。これにより、年末の落ち着いたタイミングからでも準備ができるようになり、「もう時期を逃してしまったから出せない」という悩みが減ることが期待されています。
作成の手間や悩みを解消するサービスと最新テクノロジー
作る時間がない、あるいはどのようなデザインにすればよいか迷ってしまうという悩みに対しては、文字を書く時間やデザインを選ぶ手間を大きく省いてくれる「お手軽年賀はがき」が用意されており、新年にふさわしい干支のデザインや人気のディズニー絵柄がさらに拡充されました。
また、自分自身の個性を表現したい人や、新しい方法で楽しみたい人に向けて、Googleの生成AIを活用した施策の展開も予定されており、最先端のテクノロジーを取り入れた新しい楽しみ方が提案されています。さらに、若年層や特定のファン層に向けて、女性VTuberグループ「ホロライブ」の「角巻わため」の年賀状や、全国のご当地キャラクターへ想いを届けられる「推し活年賀」といったユニークな企画も登場し、従来の形にこだわらない柔軟な方法をサポートしています。
人と人との絆や伝統文化を次世代へつなぐ取り組み
人と人とのつながりや伝統的な行事を大切にしたいというニーズに対しても、様々な工夫が凝らされています。大井川鐵道と協働した「受験生応援年賀キット」は、縁起の良い「合格駅」や「門出駅」のストーリーを活かした絵馬風のデザインになっています。
また、すべての券種において森林保全につながるFSC認証を受けた紙が採用されており、世界の森林の生物多様性や持続可能な自然資源の利用に貢献するという環境への配慮も継続されています。さらに、郵便局窓口で年賀はがきを購入した人を対象に、抽選でデジタルクーポンやオリジナルグッズと交換できる「ゆうゆうポイント」が当たるキャンペーンも実施されるなど、嬉しいメリットが用意されています。
ビジネスの販促や社会貢献にも役立つ!多彩な活用法
個人間の挨拶だけでなく、ビジネスシーンや社会貢献の観点からも活用できます。店舗や事業所を営む人に向けて用意された「年賀タウンメール」は、指定した配達地域の元日の配達分について、あて名の記載を省いてお届けできるサービスです。顧客リストがない場合や、特定の地域に絞った効果的な販促活動を行いたい場合に、はがき代金のみで手軽に利用できる点が大きなメリットです。さらに、業種別のDMテンプレートや素材を無料で提供する専用のWebサイトもオープンしており、新規顧客の開拓から既存顧客への案内までサポートしてくれます。
また、社会的な意義を重視したい場合には、1枚につき5円が寄付できる「寄付金付絵入り年賀はがき」がおすすめです。集まった寄付金は、高齢者や障がい者、子どもの貧困への支援といった社会福祉の増進や、災害支援、地球環境の保全などの事業を行う団体の活動に役立てられます。昨年度の販売では約1.1億円の寄付金が集まり、子どもたちの環境学習を行う団体への助成などに使われました。さらに、豪華なお年玉賞品として現金30万円や賞品カタログギフト、お年玉切手シートが用意されているほか、便利なネットショップやプリントサービスも充実しており、送る側も受け取る側も嬉しいメリットが満載です。
終わりに
発行枚数が5.6億枚となり前年から25%ほど少なくなる中で、多様化する現代の人間関係やライフスタイルに寄り添う存在へと進化を遂げようとしています。SNSでの手軽なやりとりが日常となった現代だからこそ、形として手元に残る年賀状の温もりや特別感は、より一層際立つものとなるでしょう。
スケジュールの余裕や便利になった作成サービスを活用すれば、無理なく新年の挨拶を続けることができそうです。今年も大切な人へ想いを伝えるために、新しく生まれ変わった年賀はがきを手に取ってみてはいかがでしょうか。


