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10/27(火)

2026年

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    「家族だから大丈夫」ではない?保育園のお迎え、連絡帳のあとに急遽変更するとき電話が必要な理由

    「家族だから大丈夫」ではない?保育園のお迎え、連絡帳のあとに急遽変更するとき電話が必要な理由

     仕事が長引いてしまったり、急な用事ができたりして、「今日は私じゃなく、パパや祖父母にお迎えをお願いしよう」となることは子育て中によくあることです。朝の連絡帳にその旨を書いたつもりでも、時間になってから「やっぱり別の家族に頼もう」と急遽変更が決まることもありますよね。

     そんなとき、多くの保育園から「たとえご家族であっても、変更時は必ず電話をしてくださいね」とお知らせされることはありませんか?

     忙しい最中に「連絡帳に書いた(またはこれから行く)のだから、家族なんだし電話までしなくても……」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、このルールには、子どもたちの命と安全を守るための大切な理由や、近年の防犯に対する法制度の強化が深く関わっています。

     今回は、保育園がこのルールを大切にしている背景について、優しく紐解いていきたいと思います。

    近年の背景:「安全計画」の義務化と高まる防犯意識

     全国の保育施設では、子どもたちを事件や事故から守るため、防犯対策のルールが年々厳格になっています。

     象徴的な出来事として、国は子どもを預かる施設に対して「安全計画」の策定などを義務付けるなど、安全管理の徹底を強く求めています。これに伴い、保育現場でも不審者の侵入防止や、登降園時の引き渡しルールの見直しが全国的に進められました。

     過去には、親権争いや家庭内のトラブルに起因する、痛ましい連れ去りやトラブルが他園で発生した事例もありました。「血のつながった家族だから」という思い込みだけを頼りに引き渡しを行ってしまうと、思わぬ重大なトラブルを防ぎきれなくなってしまうおそれがあります。そのため、すべての家庭に対して一律で「事前に登録された人以外への引き渡しはしない、変更時は必ず電話で本人確認を取る」というルールが徹底されるようになりました。

     園側がこのルールを守るのは、決してご家族を疑っているわけではなく、「法律やガイドラインに則り、すべての子どもたちの安全を絶対に守る」という責任感からなのです。

    家庭内での「行き違い」やトラブルを防ぐために

     すべての家庭の内部事情を、保育士さんが完璧に把握することはできません。

     例えば、夫婦間で「今日はどちらが迎えに行くか」の連絡がうまく共有できておらず、後からもう一人の保護者が慌てて園に駆けつけて「なぜ勝手に別の人に引き渡したのですか!」と大きなトラブルになってしまったケースも実際にあります。

     また、祖父母や親戚が迎えに来た際、家庭の事情によって「今日はこの人には預けたくない」という複雑な背景を抱えているケースもゼロではありません。

     園側としては、保護者間でどのようなやり取りが行われているかを直接確認する術がないため、必ず「お迎えに行く方のお名前」を電話で直接確認し、記録に残す必要があります。これは、ご家族間の思わぬ行き違いやトラブルから、ご家庭と子どもたちを守るための盾の役割も果たしているのです。

    子どもの心に寄り添うための配慮

     お迎えの時間というのは、子どもたちにとって一日の終わりであり、大好きな保護者の顔を見てホッと心が緩む大切な瞬間です。

     「今日はママが迎えに来てくれる」と思っていたところに、予定とは違う人が突然現れたとしたら……。小さなお子さんにとってはそれが大きな驚きになり、「不安で泣いてしまった」「怖かった」と感じてしまうこともあります。

     事前に変更の連絡を受けていれば、担任の先生が「今日は〇〇ちゃんのおばあちゃんがお迎えに来てくれるんだって。楽しみだね」と、子どもたちの心に優しく見通しを持たせてあげることができます。子どもたちが安心して笑顔で一日を終えられるようにするためにも、事前の連絡はとても大きな意味を持っています。

    現場の混乱を防ぎ、スムーズにお迎えをするために

     連絡がないまま突然お迎えの方がいらっしゃると、保育園側も対応に追われてしまいます。

    • インターホンでの確認の長期化: 普段見慣れない方が来ると、園側は安全のために身分証の確認やインターホンでのやり取りを慎重に行う必要があり、外で長く待たせてしまうことになります。
    • 保育の分断: 連絡なしの変更に対応するため、担任の先生が慌てて仕事中の保護者へ電話確認をとる必要が生じ、その間クラスの保育体制に一時的な負担がかかってしまうこともあります。
       

     事前に一本電話を入れておくだけで、先生たちもスムーズにお子さんの荷物をまとめ、お迎えの方を笑顔で迎える準備を整えることができます。

    アプリ(ICTシステム)を導入している園の場合

     近年は、保護者用アプリを通じて連絡や出欠管理を行う保育園も増えてきました。

     規定の締め切り時間内であれば、アプリ上の「お迎え変更」機能から連絡を入れることで、電話なしでスムーズに対応してもらえる園もあります。

     ただし、お迎え直前などの「急な変更」の場合、夕方の保育で多忙な保育士さんがアプリの通知を即座に確認できない可能性があるため、「急ぎの変更のみ電話連絡が必要」という運用をとっている園も少なくありません。お使いのアプリや園の運用方針に合わせて、確認方法をチェックしておくと安心です。

    お互いの信頼と安心のために

     「忙しい中、電話をするのはちょっと手間だな」と感じてしまう日もありますよね。でも、その小さなひと手間は、大切なお子さんの安全を守り、保育園の先生たちと温かい信頼関係を築くための大切な架け橋となります。

     「我が子の安全を守るため、そして先生たちが安心して保育に集中できるように」 そんな温かい気持ちで、変更の際はぜひ、気軽に一本の電話をかけてみてくださいね。

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