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登山初心者必見!東京都内で安全・快適に山を楽しむ方法
ビジョナリー編集部 2025/10/03
登山に対して、「体力に自信がない」「装備が大変そう」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、東京都内にも初心者の方が気軽に楽しめる山がたくさんあります。
本記事では、初めての登山にぴったりな都内の山と、安心・快適に登るための基礎知識をわかりやすく解説いたします。
「都内で登山」って実は身近!
高尾山(標高599m)― アクセス抜群、年間300万人が訪れる東京の定番
まず外せないのが「高尾山」です。新宿から京王線で40分ほど、駅から登山口まで徒歩圏内という好立地。何と言っても特徴は、豊富な登山コースと整備された道、そして山頂からの大パノラマ。
ケーブルカーやリフトも利用できるため、体力に自信がない方やファミリーにも人気です。
高尾山の初心者向けルート例
- 1号路(表参道コース)
全長約3.8km。道の大半が舗装されており、トイレや茶屋も充実。ゆるやかな坂道を進みながら、名物の薬王院や絶景スポットを巡ることができます。 - 6号路
沢沿いの自然豊かなルート。変化に富み、滝や苔むした岩、木漏れ日の中を歩く気持ちよさは格別です。※下山はできず上り専用なのでご注意ください。
所要時間の目安
往復で約3~4時間程度。無理のないペースで、都心からの日帰りも十分可能です。
御岳山(標高929m)― ケーブルカーで楽々、歴史と自然が魅力
青梅市にある「御岳山」も、初心者にぴったりの山です。新宿から電車とバスでアクセスでき、ケーブルカーを使えば山頂エリアまで一気に到着。武蔵御嶽神社やロックガーデン、巨木や清流など見どころも多彩です。
御岳山のおすすめポイント
- ケーブルカー利用で標高差を一気にカット
滝本駅から御岳山駅まで、ケーブルカーで6分。そこから神社参拝や自然散策ルートが広がります。 - ロックガーデンコース
清流のせせらぎや苔むす岩、七代の滝や天狗岩など、非日常の風景に出会えます。コース全体で約4時間ほど。
歴史好きにも人気
山頂の武蔵御嶽神社は、奈良時代創建の由緒あるパワースポット。季節ごとに表情を変える自然も魅力です。
三頭山(標高1531m)― ブナ林と絶景の奥多摩、静かな森歩きを満喫
「もっと静かな山歩きを楽しみたい」「豊かな森に癒やされたい」
そんな方には、奥多摩の「三頭山」がおすすめです。標高は高いですが、檜原都民の森からしっかり整備された登山道を歩くことができます。
三頭山のおすすめコース
- 都民の森~三頭山周回コース
無料駐車場や休憩所も完備。深いブナ林、見晴らし小屋からの大パノラマ、頂上からの富士山の眺めが特に人気です。下山途中には「三頭大滝」や森林セラピーロードも。
所要時間
コース全体で4~5時間ほど。歩きごたえはありますが、道がしっかりしており、初心者にもおすすめです。
初めての登山、失敗しないための「山選び」&コースのポイント
「どの山を選ぶべき?」迷ったらこの基準
- 歩行時間3~4時間程度
- 累積標高差500~600m以内
- トイレや休憩所が充実
- 道標や登山道がしっかり整備されている
この4つを満たしていれば、初めての方でも安心です。
登山計画の立て方
- 自分の体力・経験に合ったコースを選ぶ
コースタイムや標高差、道の状況を事前に調べましょう。 - グループの場合は、最も体力の低い人にペースを合わせる
無理のない計画が、全員の安全につながります。 - 登山届を提出する/家族や友人に行き先を伝えておく
万が一に備えて実施しましょう。現地の登山ポストや警察署、インターネットでも提出可能です。
「登山装備」これだけは揃えよう!
山の環境は想像以上に厳しいもの。汗や雨、気温差、滑りやすい道……。快適で安全な登山のために、最低限そろえたいのが「基本の6アイテム」です。
1.ベースレイヤー(肌着)
汗を素早く吸収・発散し、汗冷えを防いでくれる登山専用のインナーが便利です。ポイントは「速乾性」と「通気性」。夏は化繊、春秋はウール混素材もおすすめです。
2.ミッドレイヤー(中間着)
体温調整のためのフリースや薄手のダウン。休憩時や朝晩の冷え込み対策に欠かせません。
3.パンツ
動きやすく、速乾・ストレッチ性のある登山用パンツがおすすめです。ロング丈なら岩や枝から脚を守ってくれます。
4.登山靴
足をしっかり守り、滑りにくいソールの登山靴を用意すると安心して登れます。初心者には防水性のミッドカットモデルがおすすめです。
5.レインウェア
山の天気は変わりやすいので、上下セットのレインウェアを持参しましょう。防水性・透湿性を重視してください。
6.バックパック
日帰りなら20~30L程度が目安です。ウェアや食料、水、救急セットなどを無理なく収納できるサイズを選びましょう。
ワンポイントアドバイス
- ヘッドランプ、救急セット、地図とコンパスもお忘れなく。
- 山専用のリュックは、肩や腰ベルトで荷重分散でき、疲れにくい設計です。
安全登山のための「心構え」と注意点
- 早めの出発・早めの下山
日没1時間前には下山できるスケジュールを組みましょう。 - 登山道でのマナー
すれ違いは「登り優先」。道を譲る際は谷側ではなく山側へ。 - 道迷い対策
迷った時は来た道を戻る。沢や谷には絶対に下りないようにしましょう。 - 転倒・滑落防止
疲れてきたら休憩を。余裕を持ったペースで歩いてください。
まとめ
- 都内にも初心者向けの魅力的な山がたくさんあります
- 高尾山・御岳山・三頭山は、アクセス・コース・見どころともにおすすめ
- 正しい装備と計画で、安全・快適な登山が楽しめます
最初の一歩を踏み出すだけで、自然の中で得られる充実感や達成感、そして新しい景色があなたを待っています。


