70年の時を超えて繋がる航跡ーー日章丸事件という...
SHARE
母の日のトレンド──2026年、贈り物は“モノ”から“時”へ変わる
ビジョナリー編集部 2026/05/01
「母の日のギフト、もう決まりましたか?」
仕事や家事に忙しい日々の中で、ついギリギリまで迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今年こそは「ありがとう」を伝える素敵な一日にしたいという思いが、多くの人の胸に宿る季節です。
ここ数年、母の日の贈り物には明確な変化が見られます。赤いカーネーションは定番ですが、今やその選択肢は大きく広がっています。では、2026年の最新トレンドはどんなものでしょうか?実際のデータや売れ筋商品、そして消費者の意識調査をもとに、母の日ギフトのトレンドを見ていきましょう。
ちょっと贅沢なギフトが人気に
今年のトレンドは「少しリッチ」な贈り物です。物価高騰が続くなかでも、「母の日の予算は削らない」という人が多い傾向にあります。調査によれば、最も多い予算帯は4,000円から5,000円未満。前年よりも微増し、高価格帯にシフトする動きが見られます。
この背景にあるのは、「普段は手が届きにくい贅沢品をあえて贈りたい」という気持ちです。例えば、有名ブランドのコスメやデパコス(百貨店コスメ) です。自分ではなかなか買わない“ご褒美コスメ”は「お母さんにいつまでもきれいでいてほしい」という願いを込めたギフトとして支持を集めています。
また、実用性重視の流れも強くなっています。美容家電やリカバリーウェア、足枕といったアイテムは「毎日使える」「生活の質を上げる」として人気です。特に、睡眠の質を高めるリカバリーウェアは、母親世代の“慢性的な疲れ”に直接応える新しいギフトの形として注目されています。
花の主役はカーネーションだけじゃない
母の日といえば赤いカーネーションを贈るイメージが長い間定着していました。しかし、最新の売上動向やアンケート調査では、鉢植えのアジサイが急速に人気を集め、カーネーションと並ぶ“二大主役”となっています。
アジサイが選ばれる理由のひとつは、その大きな花の存在感と、長く楽しめることです。切り花が数日で枯れてしまうのに対し、アジサイの鉢植えは数週間から翌年まで楽しめることが多く、コストパフォーマンスの良さが魅力です。また、カラーバリエーションも豊富で、贈る相手の好みに合わせて「推し色」を選ぶ楽しさも広がっています。
さらに最近では、「お花+実用品」というセットギフトも増えました。たとえば、冷凍パンセットやプレミアムアイスコーヒーと造花を組み合わせたギフトが人気です。実用性と華やかさをどちらも叶えたいというニーズから生まれたスタイルであり、失敗しにくい“安心感”も大きな魅力と言えるでしょう。
一緒に過ごす時間こそ最高のギフトに
プレゼントの形にも変化が現れています。最新の意識調査では「母の日に何をしてもらいたいか」という問いに対し、「物」としてのプレゼントを希望する回答が減少傾向にある一方、「家族と一緒に過ごす時間」や「感謝のメッセージ」を求める声が急増しています。
デジタル化が進み、効率が重視される現代だからこそ、あえて立ち止まって家族と顔を合わせる「体験」の価値が高まっているのです。家事を代わって一息ついてもらう、あるいはゆっくりと会話を楽しむ。そんなシンプルな時間が、2026年における最高のギフトと言えるのかもしれません。
また、義母や妻への感謝を伝えるケースも増えています。核家族化が進むなかで、家族や親族が「母」という役割を再認識する場として母の日を活用する傾向が強まっています。贈る相手の枠が広がり、お互いに感謝を伝え合うイベントへと進化していることがうかがえます。
こうして見てくると、母の日のトレンドは「モノ」から「トキ」へと大きくシフトしていることが分かります。物価が上がっても、ギフトの内容や予算には妥協しない一方で、贈り物そのものよりも「一緒に過ごす時間」や「気持ちを伝えること」に重きを置く人が増えていることが、今の母の日市場を特徴づけています。
まとめ
2026年の母の日は、単に「花を贈る日」から、「家族の絆を再確認する日」へと進化しています。 選択肢が多様化する今、最も大切なのは「今、何を贈れば喜んでくれるか」と相手を思うプロセスそのものです。豪華なギフトでも、心温まる手紙でも、あるいは共に過ごすひとときでも。あなたなりの「ありがとう」の形を、ぜひ見つけてみてください。


