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赤ちゃんが力士に抱っこされると健康に育つ?相撲文化の背景とイベント参加方法
ビジョナリー編集部 2026/09/11
大相撲の巡業や神社で、大きな力士に抱っこされて大泣きしている赤ちゃんを見かけたことはないでしょうか。この風習には400年以上の歴史があり、赤ちゃんの無病息災と健やかな成長を願う神事としての意味が込められています。本記事では、文化的背景や歴史から、実際に体験するための参加方法やマナーまでを分かりやすく解説します。
最高級の「邪気払い」と「健康祈願」
この風習には「力士の神聖な力」と「赤ちゃんの生命力」を掛け合わせて邪気を祓うという背景があります。
江戸時代から続くこの儀式は、赤ちゃんの成長を祝う最高の縁起物として現代まで受け継がれてきました。力士に抱っこされて元気に泣くことで、その子の一生の健康と安全が祈願されるのです。
文化の背景と歴史
力士は「神の依り代」であるという信仰
相撲は本来、神々に対して力や感謝を奉納する神道に由来する神事です。土俵に上がる力士は、神様の依り代(神様が宿る存在)として特別な力が備わっていると考えられてきました。抱っこされることで、神様の加護を受けられると信じられています。
「四股(しこ)」が持つ魔除けの力
力士が土俵で行う「四股」は、大地の邪気や悪霊を踏み鎮め、土地を清めるための大切な儀式です。赤ちゃんを抱っこした状態で四股を踏む「赤ちゃん力足」や「赤ちゃん土俵入り」には、子どもの身に寄ってくる災いや病気を祓い清める意味が込められています。
赤ちゃんの「泣き声」が払う魔気
「泣く子は育つ」という言葉がある通り、赤ちゃんの大きな泣き声には邪気を払う強い力があるとされてきました。力士の迫力に驚いて赤ちゃんが泣き叫ぶこと自体が、健やかな生命力の象徴であり、悪霊を追い払う魔除けとされているのです。
実際に体験するには?イベントの参加方法
ではどのようにこどもは選ばれるのでしょうか?主な3つの機会と参加方法を紹介します。
大相撲巡業の「赤ちゃん土俵入り」
地方巡業では、特別な企画として「赤ちゃん土俵入り」が実施されることがあります。
- 対象条件: 首がすわっている生後数ヶ月から2歳以下のお子様が一般的です。
- 申込み方法: 主催者の公式サイトや専用フォームからの事前応募制が多く、定員を超える場合は抽選となります。巡業のチケット購入者限定の特典として募集されるケースが多いため、事前の情報収集が欠かせません。
本場所での「抱っこ権付き企画チケット」
大相撲の本場所(東京・国技館など)に合わせて、日本相撲協会が「赤ちゃん抱っこ権付きチケット」を販売することがあります。
- 対象条件: 3歳以下のお子様を対象とすることが多く設定されています。
- 申込み方法: 公式チケットサイト(チケット大相撲など)での先行抽選販売が中心となります。特定のマス席チケットとセットになっており、指定日に国技館等で力士と対面して撮影を行うスタイルです。
神社が主催する「泣き相撲」
全国各地の神社では、一年を通して行事が開催されています。
- 対象条件: 首がすわった生後6ヶ月頃から2歳半頃までの赤ちゃんが対象となります。
- 申込み方法: イベントの公式Webサイトから日時を指定して予約します。こちらはプロの大相撲力士ではなく、学生相撲やアマチュア相撲の選手が力士役を務めることが一般的ですが、伝統的な神事の体験として非常に人気があります。
参加する際の注意点とマナー
素敵な思い出にするために、以下のポイントに注意して参加を準備してください。
前述のとおり、まず重要なのは「首がすわっていること」です。安全上の理由から、首がすわっていない時期の参加は断られます。
また、当日は脱ぎ着しやすい服を選び、直前にオムツを交換しておきましょう。力士の回しや着物を汚してしまうのを防ぐため、よだれかけやバスタオルを用意しておくと安心です。さらに、巡業や会場周辺で出待ちをして無理やり抱っこを求める行為は控えましょう。
終わりに
時代の変化とともに子育ての環境や様式は変わり続けていますが、我が子の健やかな成長を願う親心は、いつの時代も変わりません。
普段の生活では触れる機会の少ない「伝統文化」や「神道の思想」ですが、このように行事を通して肌で感じることは、家族にとって文化的な学びや新たな発見を得る貴重な機会にもなります。
子どもが大きくなったとき、写真や映像を一緒に見返しながら「こんなに大切に育てられてきたんだよ」と当時のエピソードを語り合う時間は、家族の絆をより一層深めてくれるはずです。家族の歴史に刻まれるかけがえのない一歩として、この心温まる伝統文化に触れてみてください。


