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なぜ藤原竜也はレタスに“顔を貸した”のか?SNSで話題の「顔レタス」に込められた真面目な想いとフードロス問題
ビジョナリー編集部 2026/08/06
スーパーの野菜売り場で、思わず二度見してしまう光景が大きな話題を集めています。それは、俳優・藤原竜也の顔がプリントされたレタス——「買ってくレタス」です。
インパクト抜群の企画の背景には、「夏の酷暑」や「家庭内のフードロス」という、今まさに私たちが直面している真面目な課題がありました。
店頭で二度見必至!噂の“顔レタス”とは?
「買ってくレタス」は、味の素株式会社とJA全農長野が共同で実施している特別企画です。透明フィルムに藤原竜也の力強い表情が大きくプリントされており、野菜売り場にずらりと並ぶ様はまさに圧巻。首都圏や関西圏の一部スーパーマーケットにて1万個限定で順次販売されています。
「レタスと目が合う」「迫力がすごすぎる」とSNSでも瞬く間に拡散されましたが、このシュールな見た目には大真面目な意図が隠されています。
近年の酷暑と「サラダ止まり」が招く、夏場レタスの危機
この企画が立ち上がった背景には、夏場のレタスを取り巻く厳しく切実な環境があります。
国内における夏から秋の出荷量は、長野県がその約6割を占める一大拠点となっています。しかし、近年の地球温暖化や猛暑・酷暑の影響により、鮮度が命であるレタスの生産や品質維持は年々厳しさを増しています。
また、味の素株式会社の調査によると、6割以上の人が「夏場にレタスを食べきれず捨ててしまった経験がある」と回答しています。その大きな原因となっているのが、レシピのマンネリ化です。多くの家庭で使い道が約8割も「サラダ」に限られており、使い切れずに傷ませてしまうという悩みが常態化していたのです。
シュールな見た目に隠された「本気のフードロス削減」
こうした生産現場と家庭双方の課題を解決するために考案されたのが、今回のコラボレーションでした。
まず、インパクト抜群の顔フィルムで強力に視線を惹きつけ、手に取ってもらう購買促進を図ります。さらに、フィルムの裏面に記載されたQRコードから特設サイトへアクセスすると、「レタス瞬間消滅レシピ」が閲覧できる仕組みになっています。
生で食べる印象が強いレタスですが、実は加熱調理や和え物にすることで驚くほどカサが減り、1玉をあっという間に消費できます。例えば、強火でサッと炒めてオイスターソースのコクを絡めるだけの「レタスのオイスターソース炒め」なら、加熱時間がわずか数分で済み、シャキシャキ感を残したまま半玉分を食べることができます。また、温かい出汁を注ぐだけの「レタスのお茶漬け」など、手軽に作れて美味しく使い切れる工夫が詰まっています。
「本当に“顔を貸す”仕事だった」藤原竜也のコメントと世間の反響
この企画には、藤原竜也もユーモアたっぷりに協力されています。
企画のオファーを受けた際、「『レタスの危機だから、顔を貸してくれないか?』と依頼されて『いいですよ』と答えたら、本当に“顔を貸す”仕事でした」と振り返り、驚きつつも楽しんで参加していたことを明かしました。
ネット上や店頭でも、「一瞬ネタかと思ったけれど、意図を知って感動した」「目が合って思わず買ってしまったけれど、オイスターソース炒めにしたら一瞬で1玉なくなった」といった好意的な声が相次ぎ、狙い通りの広がりを見せました。
ユーモアが社会課題を解決する、新しい食品支援のカタチ
ただ「フードロスを減らしましょう」と呼びかけるだけでは、なかなか人の行動を変えることは困難です。しかし、今回の取り組みは、思わず笑ってしまうユーモアと、すぐに試せる解決策をセットで提示することで、見事に消費者を動かしました。
生産者への支援と、家庭内でのフードロス削減。その双方を笑顔で繋いだ今回の取り組みは、これからの社会課題解決における素晴らしいモデルケースと言えるのではないでしょうか。


