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初期設定のままだと危険!ChatGPTとGeminiのデータ学習を今すぐ止める方法
ビジョナリー編集部 2026/08/29
「業務データや個人情報をAIに入力しているけれど、情報漏洩が心配」と不安を感じていませんか?
実は適切な設定を行えば、ChatGPTとGeminiどちらも、入力データをAIモデルの学習から除外することが可能です。ただし、両サービスとも「個人向けの初期設定では学習許可がオンになっている」点には注意が必要です。
本記事では、個人情報を学習させないための具体的な設定手順と、プランごとのセキュリティ構造の違いを分かりやすく解説します。
※ この記事の情報は2026年8月時点のものです。
なぜ設定が必要?AIへの情報入力に潜むリスク
生成AIサービスにテキストを入力した際、「サービス改善(再学習)への活用」と「会話履歴の保存」という2つのデータ処理が行われています。
初期設定のまま機密情報や個人情報を入力してしまうと、そのデータがAIの学習サイクルに取り込まれ、将来的に他のユーザーに対する出力結果として意図せず露出してしまうリスクが発生します。
安全性を確保するためには、「履歴を残さない」だけでなく「入力したデータをAIの学習素材から除外(オプトアウト)する」方法を正しく把握し、適切なコントロールを行うことが必要です。
【比較表】ChatGPT・Geminiのプラン別学習設定一覧
まずは、現在利用しているAI環境の初期設定と保護水準を確認してください。
| サービス名 | 対象プラン | デフォルトの学習設定 | 個人情報の保護水準と対策 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | フリー(無料版) / Plus・Pro(個人有料) | オン(学習される) | 手動で「モデル改善」をオフにする必要あり |
| ChatGPT | Team / Enterprise(法人向け) | オフ(学習されない) | 規定で強固に保護。組織全体のセキュリティ管理が可能 |
| Gemini | フリー(無料版) / Advanced(個人有料) | オン(学習される) | 「Gemini アプリのアクティビティ」停止が必要 |
| Gemini | for Google Workspace(法人向け) | オフ(学習されない) | 企業向けプライバシー基準が適用され、データは孤立保護 |
※個人向けプランの場合、月額料金を支払う上位プラン(ChatGPT PlusやGemini Advanced)にアップグレードしても、自動的に学習がオフになるわけではありません。必ず手動設定が必要です。
ChatGPTで個人情報を学習させない設定手順
ChatGPTで入力データを学習させない設定は、Webブラウザ版およびスマートフォンアプリ版のどちらからでも数分で完了します。
Webブラウザ版での設定
- 画面左下(または右上)のプロフィールアイコンを選択し、「設定(Settings)」を開きます。
- 左メニューの「データコントロール(Data Controls)」を選択します。
- 「すべての人のためにモデルを改善する(Improve the model for everyone)」のトグルスイッチを”オフ”に切り替えます。
スマホアプリ版(iOS / Android)での設定
- アプリ左上のメニューアイコンから”アカウント名”をタップし、「データコントロール」へ進みます。
- 「すべての人のためにモデルを改善する」を”オフ”にします。
【ポイント:一時チャットの活用】
設定変更を行わずに一時的に履歴と学習を止めたい場合は、新規チャット画面で「一時チャット(Temporary Chat)」を有効化してください。このモードで交わされた会話は履歴に残らず、モデルの学習素材としても使用されません。
Geminiで個人情報を学習させない設定手順
Googleが提供するGeminiでは、「アクティビティ管理」の項目から学習のオフ(オプトアウト)を設定します。
設定手順(Web・スマホ共通)
- Geminiにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
- 画面左下の設定から「アクティビティ(Gemini アプリのアクティビティ)」をクリックします。
- 画面上部に表示される「Gemini アプリのアクティビティ」のスイッチを選択し、「オフにする」または「オフにしてアクティビティを削除」を選択します。
設定をオフにすると、以降の会話データがGoogleのアカウント履歴に保持されなくなり、同時にAIモデルのトレーニングにも利用されなくなります。
※Geminiの個人アカウントでオプトアウトをすると会話の履歴も残らなくなります。不便に感じる場合には、法人向けの利用が適している可能性があります。
法人利用におけるセキュリティの注意点とベストプラクティス
個人アカウントの設定変更でも一定の安全性を確保できますが、企業やチームで業務データを扱う場合は「法人向け契約(ChatGPT Team / Enterprise や Gemini for Google Workspace)」の導入を推奨します。
法人向け契約では、社内データがモデルの学習に使われないことが契約上保証されており、管理者が一括でアクセス権限やセキュリティポリシーを制御できるためです。
また、どのような契約形態であっても「氏名や電話番号、社外秘の数値は伏字(マスキング)にして入力する」という社内運用のルール化を徹底することで、より確実なリスクヘッジにつながります。
よくある質問(FAQ)
Q. 設定を「オフ」にすれば、何を打ち込んでも100%安全ですか?
設定をオフにしても、規約違反や不正利用の監視目的で、システム側に一定期間(約30日〜72時間程度)データが一時保持されます。そのため、機密情報や暗号・パスワードなどの入力は避けるのが安全です。
Q. 過去に入力してしまった個人情報は消去できますか?
設定をオフにした時点以降のデータは保護されますが、それ以前に学習プロセスへ組み込まれたデータを個別に取り出すことは技術的に困難です。ただし、アカウントのアクティビティ履歴や会話ログ自体は、各サービスの管理画面から手動で一括削除できます。
最後に
情報管理の設定を確認し、安全で快適なAI活用環境を整えていきましょう。


