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保険金が平均0.58日で手元に。ライフネット生命が実現した「最短当日支払い」の功績
ビジョナリー編集部 2026/09/30
圧倒的なスピード! 平均支払日数は「0.58日」へ
病気やケガで不安な時、「保険金や給付金を1日でも早く受け取りたい」と願うのは切実な思いだ。ライフネット生命は、生命保険会社の最も大切な責務は、ご契約者さまの万が一の際に、迅速かつ確実に保険金・給付金をお届けすることにあると考えているという。
同社は顧客の不安な時間を少しでも短くするため、日々「お支払いのスピード」と「質」の両立にこだわってきた。その成果は数字に如実に表れている。これまでの平均支払日数は、2024年度の「1.91日」から、2025年度には「1.08日」へと大きく前進。そして直近の2026年度第1四半期では、なんと平均 「0.58日」 という驚異的な記録を打ち立てたのだ。
これにより、請求したその日のうちに顧客の口座へ支払いができるケースが増え、いざという時の安心をより迅速に届けられる体制が整ってきている。

早さの秘密は「スマホ完結」×「リアルタイム送金」
なぜ、これほど早い支払いが可能なのか。その秘密は、最新テクノロジーの活用にある。
同社は銀行システムとの「API連携」によって送金基盤をリアルタイム化した。これにより、社内での確認手続きが完了すると、すぐに顧客の口座へ直接着金する仕組みを作り上げた。さらに、請求手続き自体もスマートフォンだけで完結する手軽さを追求している。
実際に請求を行った顧客のアンケートでは、「請求手続きがすべてスマホで完了したことに感動した」「入金までとても早くて驚いた」といった声が寄せられており、手続きの簡単さとスピードの双方が高く評価されている。
当時、業界初として始まったライフネット生命の「スマ速請求」
「スマ速請求」とは、医療保険の給付金請求における必要書類を、スマートフォンなどで撮影し、「マイページ」からアップロードする請求方法だ。これにより、医療保険の給付金請求手続きがオンラインで完結する。
スマ速請求の利用により、必要書類のコピーやポスト投函といった手間が省ける点は、顧客にとって大きなメリットだ。2016年に導入されたこのサービスは、給付金請求がオンラインですべて完結する業界初(2016年3月同社調べ/生命保険会社40社に対する聞き取り調査) の画期的なサービスとして始まった。

現在では、この「スマ速請求」が「最短当日支払い」の仕組みと連動することで、さらに利便性が向上している。実際に「退院したその日にスマ速請求をしたところ、その日の夕方には銀行口座に給付金が振り込まれていた」といったケースも生まれている。
プロジェクトメンバーが語る「最短当日支払い」への想い
この劇的なスピードアップの裏側には、顧客へ安心を届けるために奮闘したプロジェクトメンバーの強い想いがあった。
「万が一の時、少しでも早く給付金をお届けするのが生命保険会社の誠実さです。保険金等の請求書類の到着後、最短でその日に保険金をお支払いできるよう、長年続いていた従来の業務プロセスを抜本的に見直しました」 (全体統括担当)
質の高さとスピードを両立させるため、銀行との連携テストや協力会社との調整を何度も重ね、実現にこぎ着けた。
「エラー時でも絶対にお支払いを止めない、強固な運用を実現しました」 (運用オペレーション設計担当)
一刻も早く、かつ確実に支払いをするため、他部門とも連携しながら事務フローを構築。API連携による即時送金はもちろん、万が一のシステム障害時でも支払いが滞らないバックアップ体制を徹底的に整備したと担当者は語る。
「最短当日支払い」の先にある、最高の保険体験の実装へ
ライフネット生命は2008年の開業以来、日本初のモバイルサイトでの保険申込やWebでの給付金請求など、常に顧客目線でサービスを創出してきた。
代表取締役社長の横澤淳平氏は、今後も顧客に「最高の保険体験を届ける」ためには、先進テクノロジーの活用が不可欠であると語る。
現在、同社は中期計画の重点領域として「Tech & Services」を掲げ、AIやマイナンバー制度等の情報インフラを活用した新サービス開発に注力している。具体的には、マイナポータルデータを活用した「引受リスク予測AI」の実証実験を進めており、実運用に至れば保険引受範囲の拡大や手続きの利便性向上が期待される。また、顧客自身で請求漏れがないか確認できる「請求勧奨サービス」の実用化も検討中だ。
将来的には、保険の申し込みからお支払いまでの流れを、人の手をほとんど介さずに完結させる構想も描いている。オンライン生命保険のリーディングカンパニーとして、同社は新しい発想とテクノロジーで「最高の保険体験を届ける」べく、さらなる進化を続けていく構えだ。


