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2026年

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    「カーナビ、無線機、スマホ…」運転席の散乱にサヨナラ。タブレット1台で現場を変えるアイコムの妙手

    「カーナビ、無線機、スマホ…」運転席の散乱にサヨナラ。タブレット1台で現場を変えるアイコムの妙手

     2024年に設立60周年を迎えた大手無線通信機器メーカーのアイコム。無線機(インカム)をはじめとするハードウェア開発に強みを持つ同社だが、近年はLTE回線や無線LAN環境を活用したソリューション需要の高まりを受け、通話アプリケーションやサーバーソフトウェアの開発にも注力している。その新たな一手として今回紹介するのが、音声通話対応の動態管理システム「ICOM CONNECT CARS(アイコムコネクトカーズ)」である。

     本製品の特長は、無線機のように多数の端末へ一斉連絡できるグループ通話機能と、車両の稼働状況を把握する動態管理機能※を一体化させた点にある。本製品は、アイコムの子会社である株式会社コムフォースと、同社と協業関係にあるボイット株式会社が共同開発し、アイコムが販売を担当する。

    ※動態管理とは、車両やスタッフの稼働状況をリアルタイムで把握・管理する仕組みのことを指す。

    無線機(インカム)と車載デバイスを一本化。“オールインワン”の製品を求める現場のニーズから、製品を企画

     小型貨物をはじめとする配送・運送業界において、業務連絡の主役は長年、無線機(インカム)が担ってきた。しかし、コムフォースの営業現場に集まるユーザーの声に耳を傾けると、深刻な課題が浮き彫りになっていたという。

     ドライバーからは「運転中の聞き逃しや聞き間違いが発生し、困っている」「カーナビ、インカム、タブレットなど配送や通話に必要な機器が多く操作が煩雑」といった、煩雑な車載環境に対する不満の声が相次いでいた。

     そこで浮上したのが、それらのデバイスを一本化し、1台で完結させる“オールインワン”のソリューションという構想である。専用ハードウェアではなくアプリケーションとして開発した背景には、導入後の現場ニーズに応じた迅速な機能追加や、運用の改善に柔軟に対応できるようにする狙いがあるという。

    現場の状況が一目瞭然。事務所と現場の連携を強化

     ドライバーが音声通話に関するストレスを抱える一方で、企業の管理部門からも切実な声が上がっていた。「配送ルートの最適化を図りたい」「配送スタッフがどこにいるかわからない」など、配送業務の効率化や働き方の見直しを求める声が寄せられていた。

     こうした管理側のニーズに応えるべく用意されたのが、PCブラウザ上で手軽に利用できる管理サービス「ICOM CONNECT MANAGER(別途オプションとして提供)」である。

     同サービスでは、リアルタイムな車両の走行位置確認はもちろん、配送ルートの指示や任意エリアへの入退情報取得など、管理部門の要望に合った機能を実装した。離れた場所にいる管理者でもドライバーの状況をリアルタイムに把握できるようになり、現場と事務所のコミュニケーションギャップを埋める連携強化に大きく寄与するとみられている。

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    AI搭載インカムアプリがベースだから、会話のリアルタイムな文字起こしや翻訳にも対応。

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     「ICOM CONNECT CARS」の通話基盤には、アイコムの先進的なAI搭載インカムアプリ「ICOM CONNECT(アイコムコネクト)」の技術が採用されている。

     スマートフォンやタブレット上で動作するこのアプリは、クリアな音声通話だけでなく、通話内容のリアルタイムな文字起こし機能や、多言語の同時翻訳機能までも備えている。走行中の聞き逃しや聞き間違いを低減できるほか、多国籍スタッフが活躍する現場においても言語の壁を感じさせない円滑な意思疎通を可能にする。

    現場における業務連絡の利便性向上をサポート、負担軽減にも期待。

     本システムを導入することで、ドライバーは手元のタブレット1台で事務所や他車とコミュニケーションを取りながら、配送ルートや経路情報を確認できるようになる。スマートフォン、無線機、カーナビといった複数の機器に囲まれ、運転中に視線や意識を分散させながら複数の機器を使い分ける負担の軽減にもつながる。

     さらに、既存のアイコム製IP無線機や「ICOM CONNECT」との通話連携に対応している点も見逃せない。すでに導入している通信環境を無駄にすることなく、初期費用を抑えてスムーズに移行できる設計となっている。

     配送現場のコミュニケーション課題を解消し、業務効率化とドライバーの負担軽減を両立する「ICOM CONNECT CARS」。コムフォースによると、当初想定していた物流・運送業界にとどまらず、車両による巡回や訪問が欠かせない警備業界や介護福祉業界などからも問い合わせが寄せられているという。現場起点のDXソリューションとして、今後の普及に大きな期待が寄せられている。

    製品情報

    音声通話対応 動態管理システム 「ICOM CONNECT CARS(アイコムコネクトカーズ)」 https://www.icom.co.jp/lineup/products/ICOMCONNECTCARS/

    企業情報

    名称:アイコム株式会社
    URL:https://www.icom.co.jp/
    設立:1964年7月16日
    代表者:代表取締役社長 中岡洋詞
    本社所在地:大阪府大阪市平野区加美南 1-1-32
    事業内容:無線通信機器、ネットワーク機器等の製造、販売
    上場市場:東京証券取引所 プライム市場

    名称:株式会社コムフォース
    URL:https://www.comforce.co.jp/
    創立:2002年4月30日
    代表者:代表取締役社長 野田 憲一
    本社所在地:東京都江東区木場2-17-16 ビサイド木場5階
    事業内容:通信システム設置サポート及びコンサルティング、ハードウェア及びアプリケーションの設計・開発・販売 等

    名称:ボイット株式会社
    URL:https://voyt.com/
    設立:2023年8月4日
    代表者:代表取締役社長CEO 永冨 泰高
    本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-10
    事業内容:音声ソフトウェアおよびコンピュータシステムの企画、開発ならびにその運営

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