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2025

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    ランサムウェア被害から企業データを強固に守る セキュリティシステム、7月28日より本格運用開始

    ランサムウェア被害から企業データを強固に守る セキュリティシステム、7月28日より本格運用開始

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    独立系システムインテグレーターであるデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:市川 聡、東証プライム市場3916、以下「DIT」)は、ランサムウェア被害への対策ソリューション「SentinelARGUS(センチネルアルゴス)」の本格運用を2025年7月28日(月)より開始いたします。

    SentinelARGUS(センチネルアルゴス)について

    「Sentinel」は「監視者・見張り番」を意味する言葉です。SentinelARGUSはその名の通り、業務データを守る“監視者”として、許可されたプログラムおよびユーザー以外からのファイル改変(変更、追加、削除)をリアルタイムでブロック。ウイルスや不正アクセスなど外部の脅威から大切なファイルを確実に保護します。 記事内画像

    SentinelARGUSの特徴

    侵入されても大切なデータが改ざん・暗号化されない仕組みのランサムウェア対策製品です。

    • ウイルス感染や不正アクセスなど外部からの侵入をリアルタイムで検知
    • 許可されたアカウント以外のアクセスを制限し、ファイルを改変させない仕組み

     

    開発・販売の経緯

    近年、ランサムウェアをはじめとした標的型攻撃の高度化・巧妙化により、企業のセキュリティ対策が課題となっています。DITは「ランサムウェアの被害をゼロに近づけたい」という想いのもと、大切なファイル保護を両立するセキュリティ製品の開発に着手。これまでの研究成果を活かし、SentinelARGUSの本格運用に至りました。
    DITは2014年に、Webサイトの改ざんを即座に検知し、0.1秒未満で復旧する「WebARGUS(ウェブアルゴス)」をリリース。大手金融機関をはじめ、すでに3,000台以上のサーバで導入実績があります。
    今回のSentinelARGUSは、DITの技術をさらに発展させ、ウイルス等によるファイルの改変を強固に防ぐセキュリティ製品です。

    開発における課題と技術的挑戦

    SentinelARGUSの中核を成すコア技術の制御には、高度な技術的検証と制御ロジックの確立が必要であり、約3年にわたる継続的な研究開発が行われました。セキュリティ上の理由から詳細は非公開ですが、このコア技術の実装は開発過程において最も困難を極めたポイントの一つです。
    開発にあたっては、「拡大し続けるランサムウェア被害に対して、我々に何ができるのか」を徹底的に問い直し、被害の実態やランサムウェアの特性を分析。その成果として、暗号化やラテラルムーブメント(※)の脅威から企業を守るためのSentinelARGUSが完成しました。
    ※:内部ネットワークの侵入に成功した後、ネットワーク内を移動して侵害範囲を拡大していく攻撃手法のこと。

    市場背景

    近年、企業に対するサイバー攻撃が深刻化しており、特にランサムウェアによる被害が社会的な問題となっています。2024年6月には、大手出版企業が大規模なランサムウェア攻撃を受け、ウェブサービスの広範な停止や書籍流通への影響が発生しました。同年8月には、25万人以上の個人情報および企業情報が漏えいしたことが明らかになり、調査・復旧費用などとして30億円超の損失を計上する見込みであると公表されました。
    また、2024年5月には、自治体からの業務委託を受ける情報処理サービス企業もランサムウェア被害を受け、サーバ内のデータが暗号化される事態に陥りました。続く7月には、同社からも個人情報の漏えいが確認されたことが発表されています。
    こうした事例からも明らかなように、企業の規模や業種を問わず、サイバーセキュリティ対策の強化は喫緊の課題となっており、情報資産の保護と事業継続性確保の観点から、より高度な防御体制の構築が求められています。

    製品概要

    • 製品名 :SentinelARGUS(センチネルアルゴス)
    • 発売日 :2025年7月1日
    • 販売価格:96万円(税抜)/年(サーバあたり)
    • 販売目標:2026年度までに100社導入
    • 販売方法:直接販売及び代理店販売
    • URL  :https://security.ditgroup.jp/products/sentinelargus/

    今後の展望

    DITは、SentinelARGUSを通じて、国内におけるランサムウェア被害の抑止を図ります。
    また、2026年度には年間100社への導入を目標とし、製品ラインナップの強化や国際展開も視野に入れ、事業拡大を進めてまいります。

    「DIT Security」ブランドについて

    DITは、20年以上にわたり情報セキュリティ分野に注力しており、同分野を主力事業の一つとして位置づけています。独自開発製品を中心に、国内外のセキュリティ企業と連携し、「DIT Security」ブランドの確立とサービス拡充を進めています。

    会社概要

    デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社(東証プライム3916)
    業務系・組込み開発を安定基盤とする独立系IT企業で14期連続増収増益を達成。Web改ざんを瞬間検知・瞬間復旧するセキュリティ商品 WebARGUS「ウェブアルゴス」や、働き方改革を支援する業務自動化プラットフォーム商品 xoBlos「ゾブロス」といった独自商品で更なる成長を図る。
    (1)資 本 金   4億5千3百万円(2024年6月末時点)
    (2)売  上   198億8千万円(2024年6月期)
    (3)設  立   2002年1月4日
    (4)所 在 地   東京都中央区八丁堀4-5-4 FORECAST桜橋5F
    (5)代  表   代表取締役社長執行役員 市川 聡
    (6)従業員数   1,499名(連結)(2024年6月末時点)
    (7)ホームページ https://www.ditgroup.jp/

    本件に関するお問い合わせ

    デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
    担当 : ITセキュリティ事業部
    E-mail: webargus-sales@ditgroup.jp

    報道関係者からのお問い合わせ

    デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
    担当 : IR部 榎本
    TEL : 03-6311-6520
    E-mail: ir_info@ditgroup.jp

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