家計簿のコツ――「完璧主義」から解放される持続可...
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整理整頓のコツ──「片付け下手」が劇的に変わる、今日からできる実践法
ビジョナリー編集部 2026/02/12
「整理整頓が苦手で、気づけば部屋が物であふれている」。そんな悩みを抱えている方は、決して少なくありません。やる気に満ちて始めてみたものの、途中で手が止まり、そのまま散らかった状態が日常に…そんな経験に思い当たる節はありませんか?実は、片付けがうまくいかないのには「誰も教えてくれない落とし穴」があります。それを避けるだけで、「片付け下手」は驚くほど楽に変わります。本記事では、“整理整頓嫌い”な方にも無理なく続けられる具体的な方法やポイントを、実例を交えながら解説いたします。
整理と整頓の違い
まず最初に「整理整頓」の本質について考えてみましょう。多くの方は「とにかくきれいにしなくては」と、片付けを始める前に収納グッズを買ってしまったり、いきなり全体に手をつけてしまったりしがちです。しかし、実は“整理”と“整頓”は意味も役割も異なる行為です。整理とは「今、自分に必要なものと不要なものを分け、不要なものは処分すること」。一方、整頓は「必要なものを、使いやすくしまうこと」です。
この違いを意識するかどうかで、片付けの効率が大きく変わります。「捨てる勇気が持てない」「片付けてもすぐに散らかる」と感じている方は、まずこの2つのプロセスを分けて考えてみてください。
整理整頓が続かない理由
整理整頓が苦手な人にはいくつか共通点があります。たとえば、「もったいない」と思って物を手放せない。「いつか使うかも」と思って取っておき、結局使わないままスペースを圧迫してしまう。また、「一気に全部片付けよう」として途中で挫折、「使う場所が決まっていないから、とりあえずその辺に置いてしまう」といった点も挙げられます。
部屋全体をいきなり片付けるのは、想像以上に労力がかかります。まずは一か所、例えば「引き出しひとつ」「カバンの中」など、狭い範囲から始めてみてください。片付けの基本的な流れは「全部出す→分ける→減らす→しまう」の4ステップです。
一度に全部やろうとせず、毎回“終わる範囲”を決めて取り組むことで達成感を得ることができ、次も自然とやってみたくなります。
“分ける”基準は「今」の自分にとっての必要性
整理の際に「もったいない」「いつか使うかも」と思ってしまうのは自然なことです。しかし、整理整頓を成功させる人は「今の自分の暮らしに本当に必要か」を基準にしています。
たとえば、1年以上使っていないもの、同じようなアイテムが複数あるもの、壊れているものは思い切って手放すのがコツです。それでも迷う場合は「考え中」の箱を作り、一定期間使わなければ処分するといったルールを設けてみてください。
また、「捨てる」に抵抗がある場合は、リサイクルショップやフリマアプリを活用したり、人に譲ったりする選択肢もあります。自分なりの「手放し方」を見つけてみるのも、整理整頓を続けるモチベーションにつながります。
収納は、「使いやすさ」と「見える化」がポイント
新しい収納グッズやケースを買うのは、整理が終わり、本当に必要な物の量や大きさがはっきりしてからで十分です。「おしゃれな収納ボックスを先に買ったけれど、結局サイズが合わず使いこなせなかった」という失敗はよくあるものです。
また、収納は、「きれいに見えるか」よりも「考えずに戻せるか」が重要です。収納の際は、よく使うものほど取り出しやすい高さや場所に置いてください。たとえば、毎日使う文房具はデスクの手前に、季節物や使用頻度が低いものは奥や上段に配置すると、動線がスムーズになります。
また、透明なケースやラベリングを活用すると、何がどこにあるか一目で分かり、探し物のストレスから解放されます。これにより「しまった物が見つからない」「つい同じものを買ってしまう」といった無駄もなくなります。
家族や職場でも「みんなが分かる」仕組みを
自宅でもオフィスでも、複数人で使う空間では「物の定位置」をみんなで共有することが大切です。自分だけが分かる収納では、他の家族や同僚が片付けられず、結局散らかってしまいます。
例えば、リビングのリモコンやケーブル、子どものおもちゃ、職場の文房具や備品などは「ここに戻せばOK」という場所を決めておきましょう。誰が見ても分かるようにラベルをつけておくと、自然と「使ったら戻す」が習慣になっていきます。
習慣化の壁をどう乗り越えるか
整理整頓で大切なのは、“一度きれいにしたら終わり”ではなく、きれいな状態を維持し続けることです。しかし、その維持こそが最も難しいという声も多く聞かれます。そこで意識してほしいのが、「使ったら戻す」「一つ買ったら一つ手放す」といった小さなルールを日常に溶け込ませることです。
例えば、毎日出かける前に「5分だけ机の上を片付ける」「帰宅したらカバンの中身をリセットする」といった短時間の習慣を設けるだけで、散らかりにくい環境が自然とできあがります。
さらに、片付けのビフォーアフター写真を撮影する、終わった後に自分へのご褒美を用意するなどの工夫で、楽しみながら続けることができます。家族や同僚と片付けの成果を共有するのも、モチベーション維持に効果的です。
「思い出の品」は最後に、家族の物は勝手に処分しない
整理整頓で最も難しく、時間がかかるのが「思い出の品」や「家族の所有物」の整理です。アルバムやプレゼント、子どもの作品などは、見始めると手が止まり、作業が進まなくなってしまうこともしばしばあります。こうしたものは無理に最初から手をつけず、まずは生活に直結するものから片付けていくのがポイントです。
また、家族の持ち物を勝手に捨ててしまうと、思わぬトラブルや信頼関係の悪化につながります。必ず本人に確認をとり、一緒に基準を決めて整理するようにしてください。片付けの成果を見せることで、家族全体が前向きに協力してくれるケースも多くあります。
「もう一度散らかる」を防ぐには
片付けてもすぐに元通りになってしまう…その原因は、「戻しにくい収納」「物が多すぎる」「カテゴリー分けが曖昧」など、根本的な仕組み作りにあります。収納場所を見直し、戻しやすさを優先した配置になっているか、家族や職場のメンバーみんなが使い方を理解しているかを定期的に確認してみてください。
また、「床や収納の前に物を置いたら要注意」といった自分なりのチェックポイントを作るのも有効です。
まとめ──「片付け下手」は今日限りで卒業できる
整理整頓のコツに特別なテクニックは必要ありません。「小さく始める」「今の自分に必要かを見直す」「使いやすさと分かりやすさを意識する」「みんなで使う仕組みをつくる」「続けるための工夫をする」──この5つを意識するだけで、誰でも劇的な変化を体感できます。
片付けは、暮らしや仕事の質を根本から変える“投資”です。最初の一歩は、引き出しひとつ、カバンの中身ひとつからで構いません。今日から、ぜひご自身のペースで始めてみてはいかがでしょうか。きっと、「片付けって、こんなに気持ち良いものだったのか」と、新しい発見があるはずです。


