Diamond Visionary logo

1/12()

2026

SHARE

    変化の時代を生き抜くための3つの原理

    #23変化の時代を生き抜くための3つの原理

    原石からダイヤへ

    私の人生とビジネスの根底には、いくつかの確固たる信条があります。その中でも特に好きなのが、アルバート・アインシュタインが遺した「愚か者の定義」という言葉です。

    それは、「毎日同じことを同じ方法でやりながら、違う結果を期待すること」を指します。

    これは、仕事においても全く同じです。例えば、来年の売上を120%にしたいと本気で願うのであれば、今までと同じことを、同じ方法で、ただ一生懸命頑張るだけでは、120%という「違う結果」は絶対に手に入りません。良い結果を期待するなら、やり方そのものを変えなければならないのです。

    私はこの話を、レブロン時代から社員に繰り返し伝えてきましたし、今でも伝えています。

    先日、私が応援している力士にも、この話をメールで送りました。彼は194cm、185kgという立派な体格に恵まれながら、いつも7勝8敗や8勝7敗と、なかなか思うような結果が出ずにいました。「こんなに大きな体で何をしているんだ」と歯がゆく思いましたが、ただ「頑張れ」と精神論を説くのは私のスタイルではありません。

    そこで、彼にこう伝えたのです。「ビジネスの世界の話で恐縮だが、私の信条に『愚か者の定義』というものがある。毎日同じことを同じ方法でやりながら違う結果を期待することだ。だから、稽古の内容、もしくは稽古のやり方そのものを変えない限り、結果も変わらないのではないか」と。

    これはまさに、私がビジネスで実践してきたBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)そのものです。結果を変えたければ、プロセスを変えるしかないのです。

    2つ目の原理は、チャールズ・ダーウィンの『種の起源』にある有名な一節です。 「最後に生き残るのは、最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。変化に対応できる者である」

    VUCAと呼ばれる現代は、まさしくこの言葉の通りです。強いこと、賢いことはもちろん素晴らしい。しかし、それ以上に「変化に対応できる力」がなければ、生き残ることはできません。

    1億6000万年も繁栄した恐竜は、隕石の衝突による環境の変化に対応できず、絶滅しました。一方で、小さき動物たちは変化に対応し、生き延びることができたのです。

    我われも同じです。AIやデジタル技術が急速に進む今、特に我われの世代は「もう自分たちのやることではない」と諦めてしまいがちです。しかし、PCもAIもChatGPTも使おうとせず、変化を拒否していては、これからの時代には対応できません。私は最近、27歳の若きAI教育企業の社長と会い、顧問を引き受けることにしましたが、年齢にかかわらず、この変化に対応し続ける覚悟が不可欠です。

    そして3つ目の原理が、「スピードの重要性」です。

    「大きいものが小さいものを食う時代ではなく、早いものが遅いものを食う時代である」

    企業経営も全く同じです。どれほど大きく歴史のある会社でも、行動が遅く、もたもたしていれば、小さくともスピーディーな会社に買収されてしまう。それが今の時代です。私は「早く(Early=仕掛けるのが早い)、速く(Quick=スピードが速い)」を常に意識してきました。

    「愚か者の定義」を胸に、常にやり方を変え続ける。 「種の起源」を教訓に、変化に誰よりも早く適応する。 そして、「早いものが遅いものを食う」という現実を直視し、スピードを追求する。

    この3つが、私の人生とビジネスを貫く基本原則なのです。

    #浅見隆#コダック#スポルディング#ジョンソン・エンド・ジョンソン#レブロン#グローカリゼーション
    Diamond AI trial