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2025

    自動化で業務を徹底効率化 話題のRPAを導入するメリット

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    RPA(Robotic Process Automation)とは、ソフトウェアロボットを利用して業務を自動化する技術です。RPAツールは、パソコン上でのルーチンワークを自動実行することで、業務効率を大幅に向上させることができます。RPAは、デジタルレイバー(仮想知的労働者)とも呼ばれ、人が行う単純作業を代替することで、労働力不足の解消や生産性向上に寄与します。

    目次

    ・RPAでできることとは?

    ・RPAの導入事例

    ・RPAの導入が進む背景

    ・RPAと産業用ロボットの違い

    ・RPAとAIの違い

    ・RPAとマクロ機能の違い

    ・RPAに向いている作業

    ・RPAが可能な具体的な作業

    ・RPAが適した業種

    ・RPAを導入するメリット

    ・RPAを導入するデメリット

    ・RPAツールの種類

    ・RPAツールを選ぶ基準

    ・RPAを導入するために必要なこと

    ・RPAで自動化する作業をどのように選ぶのか?

    RPAでできることとは?

    RPAは、以下のような作業を自動化することができます。

    ●データ入力・更新・変更
    ●日報作成・管理
    ●報告書やレポートの作成
    ●競合他社の価格調査
    ●勤怠集計・通知
    ●有給取得状況の管理
    ●請求書の作成・発行
    ●経費精算の集約
    ●顧客情報のシステム登録
    ●SNS上の口コミ収集
    ●メール配信
    ●問い合わせ対応

    RPAの導入事例

    事例1:日本生命保険

    日本生命保険では、請求書データのシステム入力作業をRPAで自動化し、1件あたり数分かかっていた処理が20秒ほどに短縮されました。

    事例2:三菱東京UFJ銀行

    三菱東京UFJ銀行では、20種類の事務処理にRPAを導入し、年間で8,000時間分の事務処理作業を削減しました。

    事例3:オリックスグループ

    オリックスグループでは、営業事務の処理量の増減に柔軟に対応するためにRPAを導入し、4人分の仕事を代行できるロボットが1週間で完成しました。

    事例4:大手通信会社

    大手通信会社では、顧客ステイタス変更時の画面遷移をRPAで自動化し、1件の処理にかかる時間を20分から1分に短縮しました。

    事例5:ユニリーバ・ジャパン

    ユニリーバ・ジャパンでは、ECサイトの在庫、価格、ポイント還元率などの情報をRPAで自動取得し、3人で7日かかる作業を半日で完了させました。

    RPAの導入が進む背景

    RPAの導入が進む背景には、以下の要因があります。

    労働力不足の深刻化

    生産性向上の必要性

    働き方改革の推進

    DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速

    コロナ禍によるテレワークの普及

    RPAと産業用ロボットの違い

    産業用ロボットは物理的な作業を自動化する機械であり、製造現場などで使用されます。一方、RPAはソフトウェア上で動作し、パソコン上のデジタル作業を自動化します。つまり、産業用ロボットは物理的な作業を、RPAはデジタル作業を自動化する点で異なります。

    RPAとAIの違い

    RPAはあらかじめ設定された手順に従って作業を自動化するのに対し、AI(人工知能)は学習機能を持ち、データを基に自律的に判断・予測を行います。RPAは定型作業を得意とし、AIは非定型作業や複雑な判断を伴う作業に適しています。

    RPAとマクロ機能の違い

    マクロ機能(VBA)は特定のアプリケーション内での作業を自動化するのに対し、RPAは複数のアプリケーションをまたいで作業を自動化できます。また、マクロはプログラミングの知識が必要ですが、RPAは直感的な操作で自動化プロセスを構築できるため、プログラミングの知識がなくても利用可能です。

    RPAに向いている作業

    RPAに向いている作業は、以下の特徴を持つものです。

    定型的でルールが決まっている

    繰り返し行われる

    大量のデータを扱う

    手順が明確である

    RPAが可能な具体的な作業

    具体的な作業例としては、以下のものが挙げられます。

    基幹システムへの伝票入力

    社内データマートからのデータ抽出

    複数ファイルの統合や加工

    インターフェース機能の補完

    複数アプリを用いた連続業務

    複数の一覧表の比較や照合

    資料への自動転記

    決まった宛先へのメール送信

    RPAが適した業種

    RPAは、特に以下の業種で効果を発揮します。

    金融業界(銀行、保険)

    医療業界(病院、クリニック)

    製造業(工場、製造ライン)

    小売業(スーパーマーケット、ECサイト)

    公共部門(中央省庁、地方自治体)

    RPAを導入するメリット

    RPAを導入することで得られるメリットは以下の通りです。

    人的ミスの防止 作業時間の短縮 作業効率の向上 サービスレベルの向上 付加価値の高い業務に集中できる 人件費の削減 テレワークの促進

    RPAを導入するデメリット

    RPAの導入には以下のデメリットもあります。

    システム障害による業務停止のリスク 担当者の異動によるブラックボックス化のリスク 情報漏洩のリスク 間違った作業を繰り返すリスク

    RPAツールの種類

    RPAツールは以下の3種類に分類されます。

    デスクトップ型RPA PC一台一台にインストールするタイプ

    サーバー型RPA 企業のサーバー内に構築するタイプ

    クラウド型RPA クラウドサービスとして提供されるタイプ

    RPAツールを選ぶ基準

    RPAツールを選ぶ際の基準は以下の通りです。

    対象業務に適した機能があるか サポートやメンテナンスフォローが充実しているか 導入コストと機能のバランス 使いやすさ

    RPAを導入するために必要なこと

    RPAを導入するためには以下のステップが必要です

    1. 対象業務の選定
    2. シナリオの作成
    3. テスト導入と動作確認
    4. 本格導入
    5. 定期メンテナンスと効果測定

    RPAで自動化する作業をどのように選ぶのか?

    RPAで自動化する作業を選ぶ際には以下のポイントを考慮します。

    作業の定型性

    作業の繰り返し頻度

    作業のデータ量

    作業の手順の明確さ

    RPAの導入は、業務効率化や生産性向上に大きな効果をもたらします。適切なツール選定と導入ステップを踏むことで、企業はより高い競争力を持つことができるでしょう。

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