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2025

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    【大阪・関西万博】タカラベルモントが「ミライのヘルスケアサロン」構想を発表。コシノジュンコ氏との融合で描く未来図とは

    【大阪・関西万博】タカラベルモントが「ミライのヘルスケアサロン」構想を発表。コシノジュンコ氏との融合で描く未来図とは

    美容と医療の交差点——万博から始まる“ミライのヘルスケアサロン”

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    2025年4月13日(日)に開幕する大阪・関西万博。その舞台で、100年以上にわたり「美と健康」を追求してきたタカラベルモントが、壮大な未来図を描き出すという。

    同社が出展するのは、大阪ヘルスケアパビリオン「ミライのヘルスケアゾーン」における展示「量子飛躍する美の世界(Quantum Leap for Beauty World)」。この空間が示すのは、単なる未来のイメージではない。美容と医療の境界を越え、心と身体を一体的に支える「ミライのヘルスケアサロン」という新たな概念を提唱するものだ。

    展示はインスタレーションという表現手法をとり、外見の美しさのみならず、健康や精神的な充足までを含めた「真の美しさ」を来場者が体感できる構成になっているという。ここで描かれる未来は、タカラベルモントが次の100年に挑むための、まさに羅針盤と位置づけられている。

    55年ぶりの挑戦——ユニフォームを手がけたのは世界的デザイナー コシノジュンコ氏

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    タカラベルモントにとって、大阪万博への出展は1970年以来、実に55年ぶりとなる。今回の挑戦でタッグを組んだのは、世界的デザイナーのコシノジュンコ氏だ。 同氏が手がけたユニフォームは、性別や年齢に縛られないワンスタイルが特徴。シルバーと白を基調にしたデザインは、展示空間から放たれる光を柔らかく受け止め、着用者一人ひとりの存在感を際立たせる。未来を予感させる洗練された色彩は、「量子飛躍する美の世界」の立体造形とも響き合い、展示と衣装が融合して初めてブースが完成したという。

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    今回のデザインについて、コシノ氏はその狙いをこう明かす。
    「ブースの多面的な美のイメージをオマージュし、立った瞬間に一体感が出るデザインに仕上げました。万博とは未来への挑戦。その象徴としてシルバーを“未来への光”に見立てました」

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    万博のレガシーを未来へ——子供たちへの贈り物

    タカラベルモントは、1970年の大阪万博を「挑戦」、そして2025年を「実験」の場と位置付けているという。未来を創ることは挑戦であり、実験そのものである、という考えが根底にあるからだ。

    その思想を象徴するように、会期終了後、展示スタッフが着用したユニフォームは全国の小・中・高等学校やデザイン・理美容分野の教育機関に寄贈されることが決まっている。これは単なる衣装の寄贈ではない。未来を創造する若い世代に、万博という大舞台での「挑戦と実験の象徴」そのものを手渡すという、壮大な試みなのである。

    二度の万博が放つ光は、タカラベルモントにとって過去の記憶ではない。それは未来を切り拓く希望の灯火であり、「美しき常識はずれ。」という同社のDNAを、世界へと広げていく原動力そのものなのだという。

    未来の子供たちへ、そして世界へ。タカラベルモントが描く“真の美しさ”をめぐる物語は、万博を起点に、新たな章を迎えようとしている。

    #大阪・関西万博#EXPO2025#タカラベルモント#コシノジュンコ#ヘルスケア#美容#未来#ビジネス#イノベーション#ウェルネス#二度の万博

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