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なぜクレバリーホームは“外壁タイル”にこだわるのか? 原点は、一人の若手営業マンが流した「悔し涙」にあった
株式会社クレバリーホーム 2025/11/18

「家づくりは、建てて終わりではない」。多くのハウスメーカーが口にする言葉だが、その言葉を企業のDNAにまで刻み込んだ強烈な原体験を持つのがクレバリーホームだ。同社の家づくりの根幹には、一人の若手営業マンが味わった“悔しさ”と、そこから生まれた決意の物語があったという。
営業マンを揺さぶった「ショッキングな事実」
話は今から数十年前に遡る。当時、住宅の外壁といえば高性能ALC(軽量気泡コンクリート)やサイディングが中心であり、クレバリーホームの販売に関わる一人の若手営業マンも、自社製品に自信を持って顧客に提案していたという。
「メンテナンスには費用がかかりますが、定期的に行えば安心ですよ」
そう誠実に説明し、引き渡しを終えた数年後、彼のもとに届いたのは、想像だにしなかった顧客たちの“現実”だった。
顧客たちが、外壁の定期メンテナンス費用のことで深刻な悩みを抱えていたのだ。
住宅ローンの返済に加え、お子様の進学や車の買い替えなど、出費がかさむ時期と、数十万円から百万円単位にもなる外壁の再塗装や補修のタイミングが重なり、家計を圧迫していたのである。
顧客は誰一人として“自分から家を粗末に扱いたい”と思っているわけではない。しかし、どうしても家計が追いつかず、必要なメンテナンスを先延ばしにせざるを得ない状況が生まれていた。
この事実を目の当たりにした営業マンは、深く打ちのめされたという。
「自分は、いい家を売っていると思っていた。 でも実際には、自分が売った家が、お客様を苦しめてしまっていた――」
胸に突き刺さる後悔と自責の念。
この経験が、その後のクレバリーホームの家づくり思想を大きく変える、運命的なきっかけとなった。
「もっと人生に向き合える家」をつくりたい
「顧客が安心して住み続けられる家とは、一体何なのか」。自責の念に駆られた営業マンは、自問自答を繰り返した。
そしてたどり着いたのが、“初期費用だけでなく、住んでからの負担まで考え抜くこと”だったという。
住まいは建てて終わりではない。
- 子どもの成長
- 進学や就職
- 住宅ローン
- 老後の備え
人生には、いくつもの支出の波が訪れる。
その中で、「家のメンテナンス費」が決して重荷になってはならない。
顧客の“人生”にもっと寄り添う家づくりを実現したい――。
その切実な想いは社内で共有され、研究・開発チームを動かした。そして彼らが導き出した答えが、当時としては常識外れともいえる「外壁タイルを標準仕様とする」という新たな挑戦だった。
外壁タイル標準化という大胆な決断
タイルは、単に美しいだけの素材ではない。
- 雨風・紫外線・熱に強く耐久性が高い
- 汚れがつきにくく、色あせしにくい
- 何十年経っても張り替え不要
- メンテナンスコストを劇的に抑えられる
まさに、「住んでからの悩み」を大幅に減らせる理想的な素材だったのだ。
しかし当時、タイルは高価な高級外壁であり、一般住宅に“標準仕様”として採用するのは常識破りの決断だった。それでも開発メンバーに迷いはなかったという。なぜなら、その決断の背景には“あのときの営業マンの悔しさ”があったからだ。
「お客様の未来を守るために、本当に価値ある素材を使うべきだ」
その想いが、初期投資よりも“長く住んだときの安心”を重視する、現在のクレバリーホームの家づくりを形づくったのである。
営業マンの悔しさが、今の安心につながっている
現在、クレバリーホームのモデルハウスを訪れると、営業スタッフは必ずと言っていいほど、外壁タイルの話をするという。そこには、単なる機能説明以上のストーリーがある。
「メンテナンス費で苦しまれるお客様をもう二度と出したくない」 「家計が苦しい時期でも、住まいだけは安心でいてほしい」
この姿勢は、タイルだけにとどまらない。 構造・断熱・換気・保証──そのすべてにおいて、“お客様の未来に寄り添う”という思想が貫かれているのだ。
まとめ──家づくりの原点は“後悔”ではなく“決意”
一人の若手営業マンが味わったショッキングな出来事。
その後悔があったからこそ、クレバリーホームは「タイル貼りの家」という常識を超える答えに辿りついた。
同社の家は、単に“良い家”ではない。
「長く安心して住めること」 「人生の負担を軽くすること」 「家族の未来に寄り添うこと」
その想いを家づくりの根幹に置いた、確かな理由がある家なのである。


