
『中学生のためのお仕事ブック 2025年度版』にDITが登場。IT企業のリアルな仕事現場を中学生へ広める
ビジョナリー編集部 2025/04/23
4/25(金)
2025年
ビジョナリー編集部 2025/04/25
少子高齢化が進行する中、広島県江田島市は第3次江田島市総合計画の基本構想である 「豊かな恵みとぬくもりで みんなが輝き活躍できるえたじま」 を目指し、子育て支援の強化に注力している。
江田島市は、子育て世帯とつながる機会の創出と、必要な支援を必要な人へ届けるためのサービスの充実を図り、ミキハウスを展開する三起商行株式会社と、初の子育て支援連携協定を結んだ。
締結式は令和7年3月25日、江田島市役所で行われ、江田島市の土手三生市長とミキハウス社長代理の島野隆一取締役が署名した。
国や自治体が子育て支援を進める中、江田島市は次世代を担う子どもの育成と地域の絆を深めることに注力している。
その一環として、子育て支援の拠点である「子育て世代包括支援センター」内に、「にこ♡にこひろば」を設置。子育て支援員による絵本の読み聞かせ、歌、遊びなどを通じて、自由に利用できる子育て世帯の交流の場を提供している。 また、保健師による子育て相談や計測を通じて、安心して子育てができる環境づくりを進めている。
さらに、令和7年4月から「ひろしまネウボラ」に参画し、妊娠期からの包括的支援を強化するとしている。「ネウボラ」とは、フィンランド語で「助言の場」を意味し、この取り組みは、保健師や保育士などの担当相談員が家庭の不安や悩みに丁寧に寄り添う、フィンランド発の仕組みを取り入れたものだ。
<子育て世代包括支援センター(通称「にこ♡にこハウス」)>
<「にこ♡にこひろば」>
一方、ミキハウスは 「子どもと家族の毎日を笑顔でいっぱいに」 というビジョンのもと、創業以来子どもを第一に考えたものづくりを軸に、出版、スポーツ支援、教育・子育て支援など幅広い分野で事業を展開してきた。
近年では、妊娠期から幼児期まで切れ目なく成長を支える強みを活かし、産院や産後ケア施設、ホテル、自治体との連携にも注力。安心・安全を追求した製品をはじめ、プレママ・プレパパセミナーや足育計測会、防災教育など、多様なコンテンツを通じて、家族のニーズに寄り添った支援を行っている。
そうした“子どもとご家族の幸せを支えたい”という両者の想いが一致し、今回の連携協定の締結に至った。
ミキハウスは「足育計測会」を定期的に開催し、子どもの成長を記録する「てくてくカルテ」を提供。正しい靴の選び方や足の発達について専門知識を持つスタッフが指導する。2024年9月の開催時には、
「靴選びの参考になった」
「正しい足のサイズが分かって安心した」
といった保護者の声が聞かれ、実用性の高い取り組みとして好評を得ている。
江田島市では、子育て世帯の孤立を防ぎ、対面での会話を通じて不安を共有できる環境づくりに力を入れている。そうした想いに応え、ミキハウスは「妊娠届出時」「産後の赤ちゃん訪問時」「1歳6か月児健診時」「3歳6か月児健診時」の4つのタイミングで、江田島市の要望に沿った安心・安全な育児グッズを提供。子育て支援の現場で、対話のきっかけとなる役割を担う。
<妊娠届出時>
<産後の赤ちゃん訪問時>
<1歳6か月児健診時>
<3歳6か月児健診時>
また、江田島市では、親子のふれあいを大切にしながら、生活習慣を楽しく学べる機会として、成長段階に応じたしつけ絵本シリーズを採用。こうした取り組みには、 「楽しみながら学ぶ」 ことを通じて、親子のコミュニケーションを深めたいという江田島市の想いが込められている。
今後、江田島市とミキハウスは、子育て家庭に寄り添うギフトやイベントを展開し、子育て世代包括支援センターと家庭とのつながりをより強化。誰もが相談しやすく、安心して子育てできる地域づくりを目指していく。