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2025

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    ノーコードツール「RapidTable」で、現場主導の業務アプリ内製化が加速する

    ノーコードツール「RapidTable」で、現場主導の業務アプリ内製化が加速する

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    プログラミング不要の時代へ。業務アプリは「レゴブロック」のように組み立てる

    業務アプリケーションの開発と聞けば、多くのビジネスパーソンが「プログラミングは必須」「専門エンジニアなしでは不可能」といった高いハードルをイメージするのではないだろうか。
    しかし、その常識は今、大きく変わろうとしている。その変革の旗手となっているのが、RapidTable社が提供するノーコード・データベース「RapidTable」だ。
    同ツールを活用すれば、まるでレゴブロックを組み立てるかのように、誰もが直感的に業務アプリを構築できる時代が到来したのだという。

    RapidTableは、業務に必要なデータベースやフォーム、一覧画面、グラフなどを、ドラッグ&ドロップ操作で直感的に作成できるクラウド型のノーコードプラットフォームだ。
    プログラミング知識がなくとも、現場の業務に本当にフィットしたアプリケーションを驚くほどのスピードで構築できるため、現場主導のDX(デジタルトランスフォーメーション)を力強く後押しする存在として注目を集めている。

    「自由度の高さ」がもたらす、ノーコードの新たな課題

    RapidTableの最大の魅力は、その柔軟性とスピードにあるという。 営業日報から顧客管理、在庫管理、プロジェクト進捗まで、多岐にわたる業務に対応するアプリを、必要なパーツを組み合わせるだけで構築可能だ。業務内容の変化に応じた構成変更も容易で、従来のシステム開発では考えられなかったスピード感での業務改善を実現する。

    しかし、その圧倒的な自由度の高さ故の課題もある、と同社担当者は語る。
    レゴブロックで自由に作品を作ろうとしても、設計図がなければ「どこに」「なにを」「どのように」配置すれば良いか迷ってしまうのと同じ現象が起こるのだ。

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    アプリの質を左右する「データモデリング」の重要性

    より使いやすく、拡張性の高いアプリを作るためには、データモデリングの基礎知識が重要になるという。
    データモデリングとは、業務に必要な情報を「どのような構造で整理するか」を設計する思考法のことだ。
    例えば、「顧客」と「案件」の関係をどう定義し、「日報」と「担当者」をどう紐づけるか。
    こうした初期設計が、アプリの生命線ともいえる使いやすさや保守性に決定的な影響を与える。

    RapidTableでは、このデータモデリングの考え方を、ノーコード開発の中でも直感的に学べるよう設計されているそうだ。
    さらに同社は、利用者が自走できるようになるためのユニークな支援策として、「伴走開発」というサービスを提供している。

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    単なるサポートではない。「伴走開発」が真の内製化を育む

    RapidTableが提供する「伴走開発」は、単なる操作方法のレクチャーではないという。
    その目的は、利用者と一緒にアプリを作りながらデータモデリングや設計思想を共有し、利用者自身がアプリを育てていく「力」を身につけてもらうことにある。

    「最初は私たちが一緒に設計・構築しますが、徐々にお客様がご自身でアプリを改良・拡張できるようになります。このプロセスを通じて、RapidTableは単なるツールではなく、業務改善のパートナーとして機能するのです」と同社担当者は語る。

    実際にこの伴走開発を経て、社内の業務アプリをRapidTableで内製化した企業も増えているという。
    現場の声を即座に反映できる柔軟性と、圧倒的な開発スピードが、業務の質そのものを劇的に変えているのだ。

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    現場の「あったらいいな」が、企業の競争力になる

    RapidTableが目指すのは、誰もが自分の業務に最適なアプリを、自分の手で作り上げる世界だ。ノーコード開発は、もはやIT部門だけのものではない。現場の担当者一人ひとりが主役となり、創造力を解き放つ時代を切り開いている。

    「こんなアプリがあったら便利なのに」「この業務は、もっと効率化できるはずだ」——。
    現場に眠る無数のアイデアこそが、企業の新たな競争力の源泉となる。
    RapidTableは、そんな想いをレゴブロックのように、自由に、楽しく、そして確実に形にする。
    業務改善の新たな一歩は、すぐそこにあるのかもしれない。

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