
「オールジャパン」のものづくりがここに。新進気鋭...
9/4(木)
2025年
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ビジョナリー編集部 2025/09/01
「駐車場経営」と聞くと、大がかりな設備投資や複雑な運営管理が必要で、自分にはハードルが高いと思っていませんか?でも、もしあなたの自宅前や、ちょっとした空き地など、今まで活用できていなかった土地を手軽に収益化できるとしたらどうでしょうか。
そんな新しい可能性を広げてくれる、次世代型パーキングシステムが発表されました。8月25日、東京都内で行われた株式会社CYBER SEVENの新製品発表会で紹介された 「SEVEN AI CLOUD」 と 「PARK WING・CYCLE WING」。これまで駐車場業界の常識だった「精算機が高い」「管理が大変」というイメージを覆す、画期的な仕組みです。
※9月5日まで現地説明会開催中。記事の最後に詳細を記載しています。
従来のコインパーキングでは、精算機の初期費用、人手をかけた現金回収など、多くの手間やコストが必要でした。そのため、オーナー経験がない人や大規模な土地を持っていない一般の方には、なかなか挑戦しにくい分野でした。しかし、近年は働き方やライフスタイルの多様化で、「土地を有効活用したい」「副収入を得たい」というニーズが高まっています。
今回発表された「SEVEN AI CLOUD」は、精算機なしで駐車場を運営できるIoTシステムです。
入庫は従来の駐車場と変わりません。車をロックするフラップ(PARK WING)や自転車をロックするラック(CYCLE WING)が物理的にロックします。
出庫する時には、現地でQRコードをスマホで読み取り、その場でキャッシュレス決済するだけ。支払いが済むとロックが解除されます。現金や小銭の準備も不要、精算機まで歩く必要もありません。
しかも、1台分からでも運用可能!
「自宅の前の1台分だけ貸したい」
「空きスペースを駐車場・駐輪場にしたい」
といった小規模な使い方もできます。
1台分から始められるのは、精算機が不要になることで初期費用を抑えられるからです。例えば、2台分の駐車場の場合、従来の精算機を設置するやり方だと初期費用が約150万円かかっていましたが、「SEVEN AI CLOUD」なら、なんと約37万円までコストダウン!
台数や用途に合わせて費用が計算できるシミュレーターもWEBで公開されており、「大きな投資は難しい」「とりあえず小さく始めたい」という方にも適しています。
さらに、パソコンやスマートフォンから駐車場の売上や稼働状況をいつでも確認できる管理画面も提供されています。料金の設定や遠隔でのロック・解錠もでき、運営の手間を大幅に削減できます。初めての方でも分かりやすい画面設計で、安心して始められます。
当日披露された管理画面では、駐車場の売上の推移や予測などが、表やグラフなどで分かりやすく可視化されており、その日の天気など売上に関わりそうな項目も一目で分かるようになっていました。さらに凄いのは、データを蓄積していくことで最適な料金体系をAIが提案してくれることです。
また、従来の駐車場の管理画面はデータの抽出に時間がかかり画面表示が遅かったそうですが、 「SEVEN AI CLOUD」の管理画面は1秒もかからずに表示されます。 スムーズで快適な画面操作は、実際に画面を見た管理会社の方々も驚かれたそうです。
この新システムなら、土地の広さや形を問わず、空きスペースを有効活用して手軽に副収入を得ることができます。また、利用者はキャッシュレスで駐車場をより便利に使えるようになります。地域の景観にも配慮した設計なので、まちづくりや地域貢献にも役立ちます。
実際、三鷹に設置されている駐車場を見せてもらうと、車室ごとにLEDライトが設置されているのには、驚きました。七色に光り輝く未来的な演出が、非常に印象的です。
CYBER SEVENは、「全国の土地オーナーや一般の方にもこのシステムを広め、駐車場不足の解消やキャッシュレス社会の推進、地域活性化に貢献したい」と語っています。あなたの身近な土地が、新たな収益源やまちづくりの拠点になる日も遠くないかもしれません。今後の動きにぜひ注目したいと思います。
2025年9月1日(月)~9月5日(金)まで、実際に設置されている駐車場にて、現地説明会も開催されているそうです。管理画面のデモンストレーションも見れるとのこと。
参加無料・予約不要とのことなので、ご興味のある方はぜひ一度、足を運んでみてください。
現地説明会の詳細はこちら