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「ミニマリズムの本質は『快楽主義』にある」Mackerel Grandが説く、幸福のためのデザイン論
経営者必見!日本の未来を創る新興成長企業特集ビジョナリー編集部 2025/12/05
快楽主義とミニマリズムとデザイン
快楽主義とは、快楽を善、苦しみを悪とし、快楽を追求することこそが最大の幸福であるとする考え方だ。ただし、古代ギリシアの哲学者エピクロスが提唱した快楽主義は、刹那的な享楽に溺れるものではなく、心の平穏と苦痛のなさを幸福(快楽)と考えるものであった。Mackerel Grandによれば、こうしたものの見方は、ストレスの多い現代社会において、生きづらさを解消するためのヒントとして再解釈されているという。


一方、モダニズムを土台とし最小限主義とも呼ばれるミニマリズムは、1960年代半ばに活躍したニューヨークの芸術家たちによる美術運動が起源とされる。その後、ファッション、建築、ライフスタイルなどの分野に広まったが、どの分野においても余計なものを排して本質に近づくというアプローチは共通している。


快楽主義とミニマリズムは一見すると全く異なり、相反する概念のように見える。しかし現代的視点から見ると、本質的要素以外を排除することで満足や幸福を追求するという点は共通する部分が多いと捉えている。Mackerel Grandのデザインコンセプトの中心にあるのは、まさにこうした考え方なのだそうだ。


ミニマリズムは価値あるものだけを選び、それ以外を排除する。これは快楽と感じることができるものだけを追求するという点において、快楽主義にも通じると同ブランドは語る。つまり、快楽主義とミニマリズムを商品デザインの根幹に据えるということは、どのような形や構造がユーザーにとって最も幸福で満たされたものであるかを探求することに他ならないという。


ミニマリズムは現代社会における幸福追求のひとつの形であり、2000年以上前にエピクロスが提唱した快楽主義の現代的解釈と言っていいのかもしれない。


Mackerel Grandは、快楽主義とミニマリズムを、快楽という言葉がもたらす印象や物の量といった表面的違いを超えて、何が最も幸福で満たされたものかを問い直すとともに、それを実現するための方法論だと考えているそうだ。別の言い方をすれば、ミニマリズムは現代社会における幸福追求のひとつの形であり、古代哲学が提唱した快楽主義の現代的な姿とも言えるのだろう。


肩肘をはらないカッコよさを演出するデザインは、身につける人の心のステータスをほんのわずかだが確実に上げる。Mackerel Grandのミッションは、ライフスタイルとファッションをシームレスにつなぐことで、自分らしさを大切にする人が、それぞれの生活のなかで日々の喜びを感じることをサポートすることだという。



Less but better
Mackerel Grandのデザインの最大の特徴は、ミニマルでありながらスタイリッシュであることだという。さりげないカッコよさを演出するだけでなく、品質や使いやすさにもこだわったデザインとなっている。装飾性をできる限り抑えたデザインと、技術に裏打ちされた高い使用感をもつ同ブランドの商品は、ライフスタイルに左右されることなくさまざまなシーンで活躍するはずだ。


★今回掲載した商品は、新作商品と発売間近な商品とのこと。
詳しくは Mackerel Grand Official Online Store をご覧いただきたい。


