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その魅力は本当に伝わっているか。新商品のヒットを支えるMakuakeの「キュレーター」の正体
ビジョナリー編集部 2026/02/27
「挑戦」にはなぜ伴走者が必要なのか?
「ものづくり大国」日本には、非常に高い技術力を持つ製造業が全国に存在している。しかし、せっかく良いモノが作れても、市場やニーズとのミスマッチ、プロモーション力・訴求力不足、予期せぬトラブルなど、新商品デビューという挑戦には多くの課題がつきもの だ。
さらに、物価高や人材不足 など企業を取り巻く外部環境は厳しさを増している。様々な経営課題を抱えるこの時代、事業者は新しい挑戦においてもリスクを下げ、成功の確率を高める経営判断を迫られているのが実情だろう。
そんな中、「新商品や新サービスを世の中に届けたい」という挑戦者の想いを、応援購入サイト「Makuake」で実現に導くキーパーソンがいる。それが<キュレーター>と呼ばれる存在だ。彼らが「伴走者」としてどのような役割を果たし、なぜプロジェクト成功に不可欠なのか。その仕事の核心に迫った。
新商品をローンチする事業者の抱える様々な課題とは
新しい商品やサービスをローンチする時、そこには多くのハードルが立ちはだかる。
まずはニーズの把握 だ。「どんな人が反応してくれるのか、そもそも需要が存在するのか」を把握した上で、ターゲットを設定し、その層に刺さるような訴求軸を整理しなければならない。
そしてプロモーション 。いかに良いモノでも、その存在や魅力を知ってもらわないことには何も始まらない。
さらに、販路の確保 も重要だ。自社の販路を持っていない場合は、売る場所を新たに開拓しなければならず、自社で販路を持っていても集客ができなければ売ることは難しい。
そして、在庫リスク も無視できない。流通させるにはある程度の在庫が必要だが、もし売れ残れば事業者にとっては大きなマイナスとなるからだ。
事業者はこれらの課題を、ひとつずつ解決していかなければならないのである。

「Makuake」が提供するソリューション
こうした課題に対し、マクアケは「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げ、応援購入サイト「Makuake」を通じて様々な新商品・新サービスを世に送り出してきた。
「Makuake」は一言でいうと「作る前に売る、0次流通市場」だ。新商品・新サービスを作る前・提供する前にプロジェクトという形で先行販売を実施し、ニーズの把握やプロモーション、実績作りにつなげることができるという。
▲「Makuake」のサービス説明資料より引用。
サービス開始から約12年、累計48,000件以上にのぼるプロジェクトを裏側で支えてきたのが、前述した「キュレーター」だ。「Makuake」では全てのプロジェクトに必ず1人以上のキュレーターが担当につき 、開始前の準備から終了後の振り返りまでを徹底的にサポートする。 彼らは進行管理はもちろん、作り手の視点だけでは気がつかない「プロジェクトの本質的な価値」の掘り起こしを行う。蓄積されたデータやノウハウに基づき、実行者それぞれのプロジェクト実施目的や成功イメージに沿ったゴールに向かって共に伴走する 役割を担っているのだ。
ではキュレーターは、具体的にどのように実行者に寄り添っているのか。マクアケのキュレーター、平岡恵美氏のある一日に密着した。
キュレーターの一日に密着! 大切なのは「事業者と同じ熱量を持つこと」

プロフィール
平岡恵美
株式会社マクアケ プロジェクト推進本部 キュレーター。
インターネット広告会社を経て、2021年に入社。家電やガジェット、アパレル、寝具から飲食店まで、幅広いジャンルを担当。2023年と2024年にMVPを連続受賞し、2025年4月には役員特別賞を受賞した実力派だ。
<具体的な業務の一例>

<1日のタイムテーブル例>

キュレーターとして大切にしていること
プロジェクト掲載の申し込みを受けると、平岡氏はまずヒアリングやプロジェクト設計のために打ち合わせを行う。その際、商品の特徴だけでなく、 開発のきっかけやストーリーからしっかりヒアリングする という。「キュレーターがきちんと商品を理解することが大切 」だと考えているからだ。
詳しくない分野を担当する場合も、社内の様々な経験を持つメンバーに聞いたり、自ら調べたりしてインプットを欠かさないという。
また、打ち合わせの多くはオンラインだが、オンラインでも対面と同じくらいこちらの熱量が伝わるように意識している と平岡氏は語る。「実行者様と同じ温度感でいることを伝えたいですし、こちらの熱量が伝わることで不安を取り除き、モチベーションを上げてもらうこともできます」。入社直後、初対面の印象が冷たそうと言われた経験が、今のスタイルを築くきっかけになったようだ。
さらに、プロジェクトページの見せ方のアドバイスも重要な仕事だ。平岡氏は 「初めてプロジェクトページを見る人の気持ちになること」 を大切にしている。商品を知り尽くしている実行者にとって、客観的な視点を持つのは時に難しい。そこでキュレーターは、商品特長を理解するだけではなく、 良さが伝わるか・前提知識のない人に分かりにくい部分はないか、という点をフィードバック することで、より多くの人に新しさや魅力が伝わるページを作り上げていくのだ。
この人と仕事がしたいと思ってもらえるか
現在、平岡氏は月あたり25件前後のプロジェクトを常に同時進行で担当しているという。多忙な日々だが、「実行者様にとっては一つ一つがかけがえのない大切なプロジェクトであること 」を忘れないよう、丁寧に向き合うことを強く意識している。
「『この人と一緒に働きたい』と思ってもらえる存在になれるように 」と、日々のレスポンス一つにおいても、求められている以上のものを返そうとする姿勢を大切にしている と語る平岡氏。その甲斐あってか、以前の担当者が新しい実行者を紹介してくれたり、「平岡さんに担当してほしい」と指名が入ったりすることも増えているという。それも平岡氏のモチベーションになっているようだ。

キュレーターとしての「伴走者」の役割とやりがい
「どのプロジェクトにも実行者様の強い想いがあり、それを通して誰かの人生を変えたり役に立ったりしていると、Makuakeもそのお手伝いができたように感じてとても嬉しい」と平岡氏は微笑む。実行者との長い付き合いを見据え、プロジェクトそのものの成功はもちろん、その先で実現される未来にご一緒できるのはとてもありがたい仕事 だと感じているという。
どんなに良いものでも、伝え方次第で結果は大きく変わる。平岡氏はそれこそがキュレーション力だと考えている。
「素晴らしいものづくりができるアイデアや技術をお持ちでも、見せ方や売り方が分からないという方 は多くいらっしゃいます」。そうした事業者にマーケティングや伝え方のサポートを提供し、より多くの方に届けるのが彼女の役割だ。
以前、ある実行者から「Makuakeって文化祭みたいだね」と言われたことがあるという。準備期間があり、本番というイベントがあり、一人ではできないことを役割分担しながら進めていく。そして成功のためには、しっかりと計画することが必要だ。「実行者様と役割分担をしながら成功に向けてサポートする のが、伴走なのかなと思います」と、平岡氏は「伴走者」の定義を教えてくれた。
挑戦に寄り添い伴走する、事業成長パートナーへ
平岡氏は「プロジェクトが終わった後も、自分が関わった商品を街中で見かけたり、メディアで取り上げられたりすると嬉しくなる。Makuake発の商品がたくさんの人の手に渡り、愛されている のを実感できるんです。私自身が商品のファンになっているんだと思います」とも語っていた。
新しい挑戦を推し進めるには、想像以上に不安と孤独が付きまとう。キュレーターは時に客観的なアドバイザーとして、時に仲間として励まし、挑戦者に寄り添う。その姿は、まさにマクアケが目指す「挑戦者の事業成長パートナー」 を体現していると言えるだろう。
「Makuake」サービス概要
サービス名: アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」 「Makuake」は、プロジェクト実行者が開発背景等のストーリーとともに発表する新商品や新サービスを、サポーターが応援の気持ちを込めて先行購入することができる、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」。全国約100社の金融機関との連携により日本各地の事業者が活用しているほか、国内外の流通パートナーとも連携し、プロジェクト終了後も事業が広がるよう支援している。また、プラットフォームとしてプロジェクト実行者とサポーター双方の利便性と満足度向上を目指し、プロダクトの改善や新機能の開発に注力している。
Web URL:
https://www.makuake.com/
iOSアプリ: https://apps.apple.com/jp/app/id1274816320
Androidアプリ:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ca_crowdfunding.makuake_android
株式会社マクアケ 採用情報: https://hrmos.co/pages/makuake


