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2026

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    AI時代だからこそ「人間力」を。

    AI時代だからこそ「人間力」を。

    2026年 新年のご挨拶

    皆さま、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

    2025年、渋谷の街はまた新たな変革のステージへと踏み出しました。駅周辺の再開発のみならず、私たちが今、最も力を注いでいるのが「未来の学校」づくりです。一昨年より、渋谷区では文科省の特例校制度を活用し、全小中学校で授業時間を1割カットして午後のすべてを「探究学習」に充てるという、公教育の常識を覆す挑戦を本格化させました。

    また、渋谷区の公共施設は戦後一斉に建てられたため、今後20年で一気に更新期を迎えます。土地のない都心で、仮校舎をパズルのように組み合わせながら学校を建て替える。この壮大なプロジェクトの第一歩として、昨年9月には神宮前に「青山キャンパス」が始動しました。

    そこで目にしたのは、大人の想像を遥かに超える子供たちの姿です。自ら企画書を書き、プロの映画監督を巻き込み、代官山を舞台にした映画を制作して、最後には興行として収支を合わせる小中学生。あるいは、街の落書きを消すために行政と直接交渉するチーム。

    彼らが示してくれたのは、知識を「覚える」ことではなく、どう「活用」し、周囲をどう「巻き込むか」という力です。これこそが、私が今最も大切だと確信している 「人間力」 に他なりません。

    本年、渋谷区の学校建て替えはさらに加速します。新設される校舎は、最先端のアクティブラーニングゾーンを備え、先行する松濤中、広尾中の設計を担当する建築家の藤本壮介氏が手掛ける「次の100年を託せる」未来感あふれる空間へと進化します。

    今、世の中はAIの進化により劇的な変化の中にあります。しかし、どれだけ技術が進歩しようとも、最後に問われるのは「それをどう操るか」「何のために使うか」という人間としての根源的な力です。この渋谷から、日本の教育、ひいては日本の未来のスタンダードを引っ張っていくつもりです。

    同時に、スタートアップ支援や防災対策など、私たちが掲げる挑戦にゴールはありません。2026年も、都心ならではの課題に対し、変化を恐れず、むしろ変化を楽しみながら、スピード感を持って実装を続けてまいります。

    2026年が、皆様にとってさらなる飛躍の年となることを祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。共に、新しい時代を創っていきましょう。

    東京都渋谷区
    区長
    長谷部 健

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