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2026

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    「つながる・はじまる・なかの」対話と共生の2026年

    「つながる・はじまる・なかの」対話と共生の2026年

    2026年 新年のご挨拶

    新年明けましておめでとうございます。

    2026年、中野区は大きな転換点を迎えています。私たちの基本構想に掲げたキーワードは「つながる・はじまる・なかの」。このビジョンを単なるスローガンに終わらせず、いかに具体的な政策として、区民一人ひとりの実感として落とし込んでいくか。今年は、その「質」をしっかりと追求していく一年になると確信しています。

    今、中野駅周辺にはアニメ産業の集積が急速に進んでいます。 東映アニメーションやトムス・エンタテインメントといった老舗に加え、近年では『進撃の巨人』などを手掛ける「MAPPA」など、日本を代表するクリエイティブ企業が集まっています。この文化的財産は、世界とつながるための最強の武器です。先日、台北市中山区と友好交流協力の覚書を締結しましたが、その決め手も「アニメーションの価値」でした。中野ブロードウェイには、海外からの多くのファンが詰めかけています。今後中野駅新北口駅前エリアを再整備する際に、アニメの要素を絡めていくことで、世界中から人が集まるようなしかけをつくっていきます。

    中野区は子育て先進区の実現に向けて、子育て・教育政策において、今年も大きな決断をします。 給食費の完全無償化、教材費の無償化、そして修学旅行費の無償化です。しかし、私が本当に実現したいのは「タダ(無償)」にすることではありません。問われるべきは、その教育の「中身」です。これからの時代、暗記中心の教育ではAIに太刀打ちできません。

    そこで私たちが進めているのが、子どもたちに自律的な選択を促す教育です。たとえば修学旅行の行き先も、大人が決めた選択肢から選ぶのではなく、子どもたち自らが話し合い、納得して決定する。児童館のルールも、自分たちで決める。こうした「自分の意見が反映される」という成功体験の積み重ねが、将来の主体的な政治参加や社会貢献へと繋がっていきます。

    そして、ビジネスパーソンの皆様に特にお伝えしたいのが「健康経営」の重要性です。社員は会社にとって最大の経営資源です。中野区は、株式会社ワーク・ライフバランスの掲げる「男性育休100%宣言」、「勤務間インターバル宣言」、「女性の再就職応援宣言」、「介護離職ゼロ宣言」に賛同しました。しっかり休み、健康を維持することは、結果として生産性の向上と売上の拡大に直結します。

    「コンパクトシティ 中野」のまちづくりにおいては、車中心ではなく、歩行者が主役となる「ウォーカブルなまちづくり」への再構築を急いでいます。歩行者・自転車・車を完全に分離し、誰もが安心して足を止めたくなる空間をつくっていきます。これを実現するには、行政の縦割りを打破しなければなりません。都市整備も、教育も、地域コミュニティも、すべての部がウォーカブルという目標に向けて横のつながりを意識し連携する。部長職は単なる部の管理者ではなく、区全体の経営を担う「取締役」として、全体最適の視点で汗をかく。この組織変革、意識改革こそが、区民サービスの向上に欠かせないと考えています。

    中野にしかない多様性、サブカルチャー、そして温かなコミュニティ。 これらを磨き上げ、2026年、中野区はさらに力強く歩みを進めてまいります。

    本年も、区政へのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

    東京都中野区
    区長
    酒井 直人

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