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2026

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    100周年の「知恵比べ」を楽しみ、日本を明るく照らす年に

    100周年の「知恵比べ」を楽しみ、日本を明るく照らす年に

    2026年 新年のご挨拶

     2026年の輝かしい新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

     振り返れば、2025年はまさに「怒涛の一年」でした。お米の需給逼迫に端を発した物価高騰、そして歴史上例を見ない形での「備蓄米の放出」。私たち米卸にとっても、これほどまでにメディアの注目を浴び、現場がバタバタと対応に追われた年は、創業以来はじめての経験だったかもしれません。

     しかし、この混乱は大きな教訓も残してくれました。それは「お米」という存在が、いかに国民の生活に深く根ざし、その安定供給がいかに重い責任を伴うかという再認識です。一方で、産地の高齢化や生産者の激減といった本質的な課題には、まだ誰も手を打てていないのが現状です。

     昨年は、外部環境の変化に助けられた部分もありました。しかし、米価の乱高下を経て「余り基調」へと一転した今、私たちは真の実力を試されるフェーズに入っています。

     2026年、株式会社むらせは創業100周年という大きな節目を迎えます。この記念すべき年に私が社員に伝えているのは、「徹底的に知恵を出そう」ということです。

     これまでのやり方の延長線上には、未来はありません。ただ安売りをしてシェアを奪い合うような消耗戦は、生産者の皆様の痛みを伴うだけで、誰一人として幸せにしない。そうではなく、特売に頼らなくても選んでいただける「価値の提案」を、卸と小売が一体となって生み出していく。今年は、そんな「知恵比べ」の一年になると確信しています。

     組織としても新たな一歩を踏み出しています。念願だった女性役員の登用、ベトナムでの合弁会社設立に向けた海外展開、そして「健康」をキーワードに社員が自律的に動くプロジェクト。私は「社長が明日いなくなっても怖くない組織」を目指してきました。今、私たちのチームは、失敗を恐れずに自ら考え、行動する強さを備えつつあります。

     時代が激しく動く今、不安を感じることもあるかもしれません。しかし、私はあえて申し上げたい。「どんどん失敗しよう。失敗しても死にはしない」と。

     終わったことを反省して下を向く時間は、一番の無駄です。それよりも、次の一手をどう打つか。いかに雰囲気を良くし、チームを明るく保つか。それこそが、困難な時代にリーダーが果たすべき唯一の役割ではないでしょうか。

     100周年を迎えるむらせ。今年も見たことのない景色を目指し、挑戦してまいります。 本年が、皆様にとって、そして日本の食の未来にとって、明るく希望に満ちた一年となることを心より願っております。

    株式会社むらせ
    代表取締役社長
    村瀬 慶太郎

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