
ビル・ゲイツが年間500冊本を読む理由
ビジョナリー編集部 2025/04/01
4/25(金)
2025年
ビジョナリー編集部 2025/04/22
「社会人になったら報連相(報告・連絡・相談)を徹底しなさい。」
この言葉、誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。
でも――
「何を」「いつ」「どう」伝えればいいのか分からない
忙しそうな上司に話しかけていいか迷う
つい自分一人で抱え込んでしまう
…そんな不安、ありませんか?
実は、「報連相」は職場のルールや義務ではなく、「自分の仕事を圧倒的に進めやすくし、周囲の信頼を高める最強のビジネススキル」です。
なぜ報連相が最強のビジネススキルなのか。 詳しく見ていきましょう。
報連相の目的は大きく以下の3つが挙げられます。
詳しく解説します。
ミスやトラブルが発生すると、人の心情として「怒られたくない」「報告したくない」というふうに思ってしまうかもしれません。
しかし、ミスやトラブルは放っておくと、更に大きな問題に発展します。
例えば、顧客からクレームが来たとき、それを放置すると、顧客の怒りは更に増大します。あるいは上司に言いにくいから、自分でできそうだから、と一人で対応しようとしても、対処しきれず更に怒らせてしまうということは、往々にしてあります。
上司にトラブルをすぐに報告することで、謝罪や対処の仕方を指示してもらえ、適切な対応ができ、ときにはその対応品質やスピードによって、逆に顧客からの信頼を勝ち取れることもあります。
また、ミスやトラブルは後になればなるほど、ますます報告しづらくなるものです。黙っていること自体が、自身の心理的負担ともなり得ます。
だからこそ、ミスやトラブルが発生したら、即手を止め、まず上司に報告することを徹底しましょう。 そして、社として最善の対処を最短で行うことで、マイナスをプラスに変えていくことができ、自身と会社の信頼を守ることに繋がります。
自分が行っている業務において、「実は目的ややり方が間違っていた」という経験はありませんか。このようなことが起きると、それまでかけた時間が、無駄になってしまいます。 それは、あなたの時間のロスだけでなく、会社のコスト(人件費)を無駄にしたということでもあります。
上司やチームに細かく状況報告をすることで、認識違いを防ぎ、無駄な修正や、やり直しを防ぐことが可能となります。
また、たとえ認識が間違ってはいなくとも、上司や顧客に成果物を提出すると、何らかの修正が発生することが、常でしょう。 その際、「まずは完成させてから見せよう」と、途中の確認を怠ると、結果として修正内容が多岐にわたり、修正に非常に時間を要してしまうことがあります。
早い段階で確認を取っていれば、方向性を擦り合わせながら進められ、修正も軽微で済むため、効率的な仕事には、事前・都度の共有が非常に大切です。
「報連相」を通じて、上司や同僚に自分の状況や考えを伝えることで、互いに信頼関係を築くことができます。
例えば、自分が上司の立場になって考えたときに、ミスやトラブルをすぐに報告してくれる部下は、トラブルをそれ以上大きくせずに済み、信頼がおける人物です。
一方で、すぐに報告せず、後で問題が大きくなってから報告していなかったことが分かれば、その部下への信頼は、大きく損なわれてしまいます。
信頼関係があると、コミュニケーションも円滑となり、仕事を任される機会も増えていくことでしょう。これにより、自身の評価も高まり、成長にもつながります。
「ほうれんそう」の言葉から、多くの人が「報告→連絡→相談」という順番で捉えがちですが、実際に現場で求められるのは「相談→連絡→報告」の順番です。
「相談→連絡→報告」は 「確認→連絡→報告」と言い換えても良いため
『確連報ーかくれんぼう』
と覚えると良いでしょう。
なぜこの順序が重要かというと、以下のような理由が挙げられます。
「ほうれんそう」というと語呂が良いので、この順序で呼ばれていますが、実際には、結果を「報告」してから、「連絡」「相談」をするのでは遅く、まさしく誤った方向に舵を取っていたということになりかねないのです。
上司から同じ業務を任された、AさんとBさん。
Aさんは、上司のはじめの指示をもとに自分で仕事を進めていきました。
一方、Bさんは自分で少し進めてみると、「このままで大丈夫だろうか」と疑問が沸き、上司に相談しました。 すると、上司の指示には曖昧な点があり、Bさんはそれを解消した上で、求めているものを期限内に出すことができました。
一方で、一人で完成させたAさんは、上司に提出したところ「ここ、少し意図と違うよ」と修正を受け、期限内に完了することができませんでした。
① まず上司に“相談”しアドバイスをもらう
② 途中で進捗や課題を“連絡”する
③ 最後に“報告”して結果を共有する
→ この「相連報」を意識したBさんは、途中のミスや手戻りが減り、上司から「仕事が速くて確実」と高評価を受けるようになったのです。
連絡が遅れると、チーム全体の動きが止まってしまいます。 また曖昧な表現は誤解を生みトラブルに繋がることがあります。 「変化が起きたら即、正確に連絡」を心がけましょう。
やってみると分かりますが、確連報はとても奥が深く、より良い確連報(=コミュニケーション)を探求していくことが、自身の成長と仕事を円滑に進めるために、非常に重要です。
簡単ではないからこそ、はじめからうまくできないこともあります。
「何か動き出すタイミング」で「今から●●をこのように行います」と伝えたり、「迷ったタイミング」で「少しお伺いしたいのですが…」と、まずは一言伝えることから始めてみてください。
「確連報」を意識することで得られるメリット
「確連報」は、シンプルに見えて非常に奥深いコミュニケーションスキルです。
大切なのは、「相談(確認)→連絡→報告」の順で、『スピードをもって』『都度』、相手の立場にたって状況と目的を整理しながら、情報を共有することです。
今この瞬間から、「確連報」を意識してみてください。きっと「仕事がやりやすくなった」と実感するはずです。