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8/29(金)
2025年
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ビジョナリー編集部 2025/08/29
「水を買って飲む」という文化がまだ日本になかった1929年、日本で初めて炭酸を含まないミネラルウォーターの製造・販売を開始した富士ミネラルウォーター。同社が2025年8月18日の創業96周年を前に、ビジュアル・アイデンティティ(VI)のリニューアルを発表した。来る2029年の創業100周年、さらにその先を見据えたこの一手には、どのような想いが込められているのだろうか。
同社は創業以来、その豊かなミネラルバランスをもった、飲みやすい「まろやかな軟水」で、全国の著名なホテルやレストラン、さらには国賓・公賓を招く公式の席でも選ばれてきたという。まさに「日本を代表する名水」としての地位を確立してきた老舗だ。今回のVIリニューアルは、単なるデザイン変更にとどまらず、市場のパイオニアとしての誇りを胸に、次なる100年へ向けた新たなブランドストーリーを紡ぎ出すための第一歩だと位置づけている。
今回のVIリニューアルの核となるのが、長年親しまれてきた「アーチ越しの富士山」のシンボルマークだ。この意匠を大切に継承しつつ、現代の感性に響くデザインへと昇華させたという。
リニューアルにあたっては、これまでのデザインの変遷をアーカイブから徹底的に深掘りし、「歴史を解剖・再構築」するというアプローチが取られた。
特に、主役である富士山を際立たせる「額縁」の役割を担う「アーチ」の表現には、並々ならぬこだわりがうかがえる。柱からこぼれる光が空間に奥行きをもたらす様を表現するため、すべての線をゼロから緻密に描き直したとのこと。これにより、シンボルマークには、より洗練された奥行きと品格が加わった。
「FUJI MINERAL WATER」のロゴタイプはモダンで洗練されたフォントに変更。さらに、日本の伝統色である「紅色」をベースに採用することで、「日本を代表する名水」としての揺るぎない品質と誇りを視覚的に表現している。
VIリニューアルと合わせて、新たに「人をもてなす。」というタグラインが掲げられた。この言葉には、同社が創業以来紡いできた、顧客との特別な関係性が凝縮されているという。 高級ホテルやこだわりのレストラン、洗練されたバー、そして国際会議といった特別な「おもてなし」の場で選ばれ続けてきた歴史。それは、同社製品が単なる「水」としてではなく、人と人との大切な時間を豊かにし、空間に彩りを添える「添え花」として、「おもてなし」の心を陰ながら支えてきたことの証左だろう。この使命と誇りを、新たなタグラインに込めたと語る。
この新たなVIは、2025年1月29日に発売された「富士ミネラルウォーター アルミボトル缶」で、すでに先行導入されている。繰り返し再生可能な循環型素材であるアルミボトル缶は、新VIの洗練されたデザインを美しく表現するだけでなく、環境への配慮という企業の未来への意志を示す象徴ともいえるだろう。 富士ミネラルウォーターは、この新たなVIを、今後、商品ラベルやパッケージ、各種広報物等へ順次展開していく予定だ。
社名:富士ミネラルウォーター株式会社
代表者:久保田 晃輔
設立:1929年8月18日
所在地:東京都渋谷区初台1丁目55番7号
事業内容:ミネラルウォーターの製造販売、ワインビネガーの製造販売
株式:非上場
公式サイト