「最初の3年は頭を横に置け」——JACリクルート...
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ご挨拶~執筆にあたって~
越村 義雄 2026/07/01
このたび、「原石からダイヤへ」の連載に執筆の機会をいただきました。
ご推薦くださった株式会社ジム代表取締役会長兼社長の八木原 保様には、日頃より大変お世話になっております。八木原様は経営者としてだけでなく、社会貢献活動や地域振興にも情熱を注がれており、私自身、多くのことを学ばせていただいております。このような貴重な機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
私はこれまで、通信インフラ事業、ペットフード事業、そして業界団体活動と、様々な立場で仕事に携わってまいりました。現在は、一般社団法人 人とペットの幸せ創造協会会長をはじめ、一般社団法人 ペットフード協会名誉会長、一般社団法人 日中ペット産業振興会会長、公益財団法人 日本ヘルスケア協会理事兼ペットとの共生によるワンヘルス部会部会長、公益財団法人 日本補助犬協会理事、ヤマザキ動物看護大学客員教授、国際ビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役社長、一般社団法人 世界女性企業連盟顧問、ワールドヘルスケア株式会社 代表取締役会長などを務めながら、主に「人と動物が共に幸せに暮らせる社会づくり」をライフワークとして活動しております。
78歳となった今も、新しい挑戦を続けています。多くの方々から「なぜ今でもそんなに活動的なのですか」と尋ねられることがあります。振り返ってみますと、その原点は私が生まれ育った新潟県十日町市にあります。豪雪地帯の大自然の中で育ち、幼い頃から牛や豚、鶏、犬、小鳥、亀、金魚など、多くの動物やペットたちと触れ合いながら過ごしました。そこで学んだのは、人は決して一人では生きていけないということです。家族、地域の人々、動物たち、そして自然。そのすべてに支えられて生きていることを、幼い頃から当たり前のように感じていました。
その後、卓球に打ち込み、挫折を経験しました。英語の勉強に挑戦し、発展途上国での仕事に飛び込みました。30代では安定した環境を離れ、将来性を信じてペットフード事業を選択しました。しかし、不思議なことに、どの選択にも共通していたのは、「目先ではなく長期的な価値を見る」という考え方でした。
私は若い頃から、「ショートターム(短期)」よりも「ロングターム(長期)」という視点を大切にしてきました。すぐに結果が出なくても、社会の役に立つこと。すぐに利益にならなくても、多くの人や動物の幸せにつながること。誰もやっていなくても、未来に必要になること。そう信じたことに挑戦し続けてきた結果が、今の私の人生であるように思います。
ペット関連業界も大きく変わりました。私がこの業界に入った頃、日本のペットフード市場はまだ小さく、獣医療との連携も十分ではありませんでした。しかし、今日では、家族の一員としてペットと暮らす文化が広がり、人と動物の関係性は大きく進化しています。さらに近年は、「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」は一つであるという“ワンヘルス”の考え方が世界的に注目されています。私はこれからの時代こそ、人と動物が共生する社会づくりがますます重要になると考えています。
本連載では、雪国で育った少年時代から、英語との出会い、発展途上国での挑戦、ペットビジネスへの転身、そして業界発展への取り組みまで、私の人生を振り返りながらお話しさせていただきます。成功した話だけではなく、失敗や挫折、迷いや葛藤についても率直にお伝えしたいと思います。
もし、私の経験が、これから挑戦しようとする若い世代の方々や、新しい一歩を踏み出そうとしている方々の参考になれば、これほど嬉しいことはありません。人生は何歳になっても挑戦できます。
学生時代に、英文紙 Japan Times の学生向け英文紙 Student Times があり、読んでいました。ある日の社説に“Life is a Chance Encounter!” というタイトルでの記事がありました。日本語で「人生は出会いである!」という言葉ですが、人との出会いとご縁こそが人生を豊かにしてくれる最大の財産であると信じています。
この連載を通じて、皆さまとその思いを共有できれば幸いです。


