スーツは「身だしなみ」を超えて「健康」へ――はる...
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次の 100 年を醸成する
2026年 新年のご挨拶代表取締役社⻑ ⻘⽊ 時男 2026/01/01
謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。
2025 年は、味噌の原料となる⽶の価格⾼騰や、酷暑という困難もありましたが、おかげさまで販売量は伸び、新たな事業展開においても前進の年となりました。
原価の⾼騰により、やむを得ず 10 ⽉に値上げをしましたが、急激な販売の落ち込みはなく、社会全般に及ぶ物価⾼騰の中で、皆様のご理解に感謝しております。
夏の酷暑下においては、元来熱いみそ汁は控えられがちですが、適度な塩分補給のため朝から飲むことが推奨される動きも出てまいりました。実験からも、みそ汁が⾼⾎圧の要因になるという誤解が解かれつつあり、健康維持に役⽴てていただけるよう、情報発信を行ってまいります。
事業展開のハイライトとしては、かねさ株式会社で新しい⽣産拠点「かねさ顆粒みそ⼯場」と、同社初の情報発信拠点「顆粒みそ体験館」を⻘森県⻘森市にオープンいたしました。顆粒タイプのフリーズドライは⽣みそ本来の⾵味が味わえ、携帯性にも優れている点から、国内外でご活⽤いただきやすく、今後の即席⾷品戦略において⼤きな柱となります。安定供給が可能な最新鋭の⼯場で、観光振興も意識しながら、世界へお届けしてまいります。
また、スペシャルティコーヒーと合う⽶糀ミルクとして業務⽤の「KOJI BARISTAEDITION」の展開も始めました。コーヒーの味を邪魔しない⾃然な⽢みとクリーミーな⼝当たりを評価いただき、現在カフェ業態など200社以上にご採用いただいております。2027年には世界のバリスタが集結する大会が東京で開催される予定で、当社は日本生まれの植物性ミルクの魅力を世界に向けて発信してまいります。
さらに昨年は、福岡の天神でイオン九州様が⾃然派・健康系商品を扱う新業態「b!olala(ビオララ)」に、発酵をテーマにしたショップを出店しました。発酵フェアを実施する⾷品スーパー様も増え、前年対⽐売上 226%を記録するなど発酵⾷品の注⽬度も⾼まっており、業界をさらに盛り上げてまいります。
社として⼤きな出来事としては、10 ⽉ 28 ⽇、取締役会⻑にあった三代⽬⻘⽊佐太郎が⻤籍に⼊りました。先代が 102 歳までやり続けてきたことへ畏敬の念を込め、社内では「次の100 年を醸成する」を掲げました。マルコメのあるべき姿、どういう進化を遂げていくべきかを考え、100 年を俯瞰するくらいの意識をもって歩んでまいります。
先⾏き不透明な時代ですが、⽇本古来の伝統である発酵⾷品はなくならず、さまざまな形で発酵を駆使し、永らえることができます。創業以来、糀と向き合ってまいりましたが、この麹菌のポテンシャルは計り知れません。味噌だけでなく、糀⽢酒や塩糀、直近では製パン業界への⽶糀粉末のご提案など、菌の世界から最先端の技術に繋がる可能性を追求し、未来を醸成してまいります。
最後に、企業として「続けていくこと」は⾮常に重要ですが、それは⽀えてくださる皆様のお⼒添えがあってこそです。昨年は⽶価格⾼騰のなか「発酵バレーNAGANO」の働きかけにより、⻑野県からも助成⾦のご⽀援を賜るに⾄りました。本社のある⻑野を中⼼に地域との連携を深め、厳しい時代においても、互いに助け合うことの重要性を感じております。
本年もさまざまな挑戦をしてまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
マルコメ株式会社
代表取締役社⻑
⻘⽊ 時男


