
Salesforceの営業現場に迫る:セールスパーソンたちの挑戦と成長
Salesforce Japan 2025/04/28
5/10(土)
2025年
ビジョナリー編集部 2025/05/09
安藤ハザマのキャリア開発部は、2022年4月人事部から独立して新たに発足した。これまで人事部で取り組んできた人財確保と育成をより強化し、次世代のリーダーを戦略的に育成することを目指しているという。
特徴として、
「次世代リーダー研修」「海外インターン制度」「選抜型の大学院派遣」
といったユニークな取り組みを実施している。これらの修了者が成長している姿から刺激を受け、「自分も挑戦したい」と志願する社員が増えているというのだ。
現在キャリア開発部を統括する室橋さんは、新卒で一般職として入社し、海外・安全・土木・財務部門を経験したのち、2012年に総合職として登用された。当時はまだ事例が少なく、「もし自分が失敗したら…」という不安もあったと室橋さんは振り返る。
「それでも一歩踏み出せたのは、 『人を支える』という当社の文化を肌で感じた からです。総合職としてスタートした当時は、役職はないものの課長くらいのジョブレベルでした。先輩・後輩に学びながら無我夢中で取り組んでいる中、不安はあっても、『まずはやってみよう』と応援してくれる仲間の存在がありました。当社には、 情熱を持って取り組む社員を『放っておけない』 人が、たくさんいるんです。」
同社では、かつてはライフイベントを理由に離職する女性社員も少なくなかったが、現在では状況が変わってきているという。それは、社員一人ひとりの「やりがい」を大切に、長く働ける環境づくりを目指していることが大きい。
例えば、経営層向けには外部講師を招き、Well-beingやダイバーシティ、リーダーシップといったテーマで、新たな視点を取り入れる研修が行われている。さらには、 大規模な「360度サーベイ」 (上司や部下、同僚など、さまざまな立場の人から評価を行う手法)を実施することで、リーダー自身が自己を深く理解し、理想的なリーダーシップを描き、行動計画を策定し実践する教育も行われている。
同社の中期経営計画においては、従業員エンゲージメントスコアをKPIに掲げ、 「建設業界で最も従業員を大切にする会社」 を目指しているというのだ。
同社が社員に求める姿を聞いてみた。
「この理念に共感する方にぜひ来ていただきたいです」と室橋さんは語る。
こうした採用の軸からも、先にあげた彼女の実体験が物語る同社の文化がうかがえる。
同社は、2026年4月入社の新卒採用から、 文系学部出身者も技術系職種への応募が可能 となった。
「当社経験を問わず、やる気のある方を積極的に迎え、充実した教育体制のもと全力でサポートします」と公言している。
文系出身者にはまだまだハードルが高いと言われる建設業界の技術職。100年以上の歴史をもつ同社の画期的な取り組みは、建設業界を志す学生たちには朗報ではないだろうか。
【参考リンク】