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8/1(金)
2025年
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Salesforce Japan 2025/07/28
セールスフォースは、自社のCRMやAIなどを顧客に提供するだけでなく、自社のビジネスでも徹底的に活用しています。しかし、ただ使うだけではなく、試行錯誤を重ね、リアルな現場課題に合わせて活用の仕組みを設計し続けているのが大きな特徴です。
この記事では、その中から特に効果を上げている4つの取り組みを紹介します。ツールを単に導入するのではなく、「どう使うか」「どう根付かせるか」という工夫が、どのように社内変革や成果につながっているのか――具体的な事例を見ていきましょう。
「生成AIを導入すればすぐに効果が出る」──そんな単純な話ではありません。セールスフォース社内でのAI活用の要は、ただ導入するのではなく、「いつ、誰が、どんな判断を下す場面でAIを活かせるか?」を徹底的に洗い出し、「現場で本当に使われる仕組み」を設計することにあります。
たとえば、案件の優先度を示すリードスコアリングやメール生成機能を導入する際も、単なる業務効率化にとどまらず、営業担当者が「今、何にフォーカスすべきか?」を具体的に判断できるようにしました。その裏には、AIに何を任せ、何を人が担うべきかを明確に線引きする工夫や、小さな実証実験を何度も重ねて検証してきた地道な取り組みがあります。
つまり、テクノロジーをただ使うのではなく、「使いこなせる環境をどう整えるか」を徹底的に考え抜く。それが、セールスフォース流AI活用の真髄です。
働き方が多様化し、リモートワークも当たり前になった今、従業員同士のつながりは自然には築きにくくなりました。セールスフォースではそこに真正面から向き合い、「人と人のつながり」を意図的にデザインするエンゲージメント施策を推進しています。
具体的には、「Slack」での感謝のメッセージを送り合う文化、「Quip」を活用したチームでのドキュメント共創、そしてバーチャル朝会や1on1の仕組みなど、デジタルとアナログを融合させ、オンラインでも「顔が見える」「声が届く」仕組みを数多く設けています。
新入社員のオンボーディング(新入社員育成)も細部まで設計しており、「最初の30日間で信頼関係を築くこと」に注力しています。この期間に誰と何を話すか、どの場面でチームと関わるかまで丁寧に設計することで、離職率の低下やチームの一体感向上を実現しています。
「営業予測が毎週外れる」 「案件の進捗が曖昧」 「担当者が不在だと状況がわからない」 ──営業現場によくある悩みです。
セールスフォースはこの課題を解決するために、自社の営業支援ツール「Sales Cloud」を徹底的に活用し、案件の透明化にこだわっています。
たとえば:
など、情報の一元化と可視化を進めています。
こうした取り組みの狙いは「管理」ではなく、現場とマネジメントの間で「共通の理解」をつくることです。属人的な判断や経験だけに頼るのではなく、データを根拠にしたチーム営業へと進化させるヒントがここにあります。
もはや営業チームだけが営業をする時代はもう終わりを迎えました。セールスフォースでは、マーケティング、インサイドセールス、カスタマーサクセスなど全ての部門が連携し、組織全体でお客様に向き合う「全員営業体制」を構築しています。
その実現のカギは、単なる会議や報告の場ではなく、データを軸にして一元管理された情報共有の仕組みと戦略設計にあります。
具体的には:
こうした工夫によって、「成果が出る戦略」は机上の空論ではなく、現場との対話から磨き上げられていきます。下記記事ではその体現例を紹介しています。
👉 経営と営業現場を支える「セールスストラテジーチーム」の役割
Salesforce製品を提供するセールスフォースの社員自身が、その可能性を最もよく知るユーザーでもあります。自社の製品を使い、自社の課題を解決しながら、その中で得たリアルな知見を発信する──それがセールスフォースの姿勢です。AI活用、営業戦略、従業員エンゲージメント、売上予測の精度向上……本記事で紹介したのはすべて、「どうやって現場に根付かせ、成果につなげるか」を探求し、現場での試行錯誤から生まれた実践の記録です。
どれか一つでも、皆さんの組織のヒントになれば幸いです。ぜひリンク先で、もっと詳しい現場のリアルをのぞいてみてください。
詳しい実践例はこちらから: