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7/4(金)
2025年
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ビジョナリー編集部 2025/07/02
独立系システムインテグレーターとして14期連続増収増益を続けるデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社(以下、DIT)。その事業の中核を担うのが、Web系システム開発を主領域とする「eビジネスサービスカンパニー(以下、eB)」だ。近年、企業競争力のカギを握る「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の推進が叫ばれる中、eBはどのような価値を提供しているのか。その強みと今後の展望を探った。
企業のDXを本当に強く推し進めていくためには、単にシステムを導入・構築するだけでは足りない。戦略立案から、システムが生み出す成果の創出までを包括的に支援できるパートナーの存在が、これまで以上に求められている。
eBが掲げるのは「技術力とIT・DXコンサルティング能力を兼ね備えたサービスインテグレータ」という立ち位置だ。彼らは長年にわたり培ったソフトウェア開発力と、クラウド・AI・IoT・データ分析などの先端技術を組み合わせ、顧客ごとに最適なソリューションを設計・実装してきたという。特に、技術的な実現可能性とビジネス側の要請をバランスよく両立させる点で、実用性の高いシステムを構築できる点が強みとなっている。
具体的な強みとしては、以下の2点が挙げられる。
この2つを融合することで、eBは次の3つの価値を顧客へ提供している。
たとえば、顧客が抱える「漠然とした課題」を明確化し、具体的なDX戦略へと落とし込む。その戦略を支えるITソリューションの導入から運用・効果測定までを一貫してサポートし、成果創出に至るまで伴走する。「ビジネスの視点」と「テクノロジーの視点」を両輪とすることで、最適なアプローチを導き出し、顧客の事業目標の達成につなげているという。
eBは「技術力とIT・DXコンサルティング能力を兼ね備えたサービスインテグレータ」として、顧客とともにデジタル変革の未来を切り拓こうとしている。
「ソフトウェア開発プロジェクトを成功に導く重要な鍵は何か?」 多くの現場の答えは「エンジニアの生産性」と「コードの品質」である。そして、この2つを劇的に改善するソリューションとして今注目を集めているのが「生成AI」なのだ。eBカンパニーでも生成AIを開発プロジェクトに積極的に取り入れ、この2つの要素がどのように貢献し、開発工程に影響しているのか、その検証を進めている。
エンジニアの生産性向上の観点で、特に重視されているのは以下の4点だ。
たとえば生成AIは、必要なコードやアルゴリズムを即時に提案することで、調査の手間を減らし、エンジニアがより複雑な設計や本質的な開発業務に集中できる環境を生んでいるという。これにより、コーディングの高速化や思考の中断を最小限に抑える効果が期待されている。
また、未経験の技術領域であっても、AIが構文や実装パターンを提示することで、学習負荷を軽減し、早期の立ち上がりを可能にする。既存コードの改善やエラー修正にも生成AIは有効であり、リファクタリングやデバッグ作業の効率化にも貢献している。
一方、ソフトウェア品質の担保についても生成AIは力を発揮する。注目されているのは、以下の4つの観点だ。
開発者ごとのコーディングスタイルの違いから生まれるプロジェクト全体のばらつきを抑え、一貫性のあるコードを維持しやすくなる。さらに、エラーやセキュリティ上の脆弱性を考慮したコード生成や、単純なミスの早期発見により、初期段階でのバグ混入を抑制し、手戻りを削減できる。
生成AIは膨大なオープンソースコードを学習しているため、問題を起こしにくく処理が速くなる手法や効率的なアルゴリズムも積極的に提案。開発者が意識せずとも、堅牢で効率的なコードを書きやすい環境が整ってきているという。加えて、コードの意図を汲み取り、適切なコメントやドキュメント生成をサポートすることで、コードの可読性やメンテナンス性向上にも寄与している。
とはいえ、生成AIのアウトプットはあくまで「提案」に過ぎないという前提は崩さない。最終的な品質や正確性を担保するのは開発者自身である人間だ。eBでは、長年培ったエンジニアの現場経験と技術力を背景に、AIと人間が協働しながら、より高品質なシステムを迅速に市場へ届ける体制づくりに注力しているようだ。
eBの次なる挑戦は、「確かな技術力」と「IT・DXコンサルティング能力」を併せ持つ人材の継続的な育成・強化だという。デジタル変革の真のパートナーとなるべく、プロジェクト管理スキルの向上や、生成AIをはじめとする最新技術の習得支援など、人材基盤の強化に本腰を入れる。
これにより、経営戦略からDX戦略の策定、ビジネスモデル変革、業務プロセス再設計、さらには組織変革まで、顧客の事業成長を後押しするコンサルティングを展開していく構えだ。
“高品質なサービス”を迅速に提供し、顧客とともに未来を共創するITパートナー”——この姿勢を軸に、eBの挑戦は続いていく。
業務系・組込み開発を安定基盤とする独立系IT企業で14期連続増収増益を達成。
Web改ざんを瞬間検知・瞬間復旧するセキュリティ商品 WebARGUS「ウェブアルゴス」や、働き方改革を支援する業務自動化プラットフォーム商品 xoBlos「ゾブロス」といった独自商品で更なる成長を図る。
社名:デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
上場市場:東証プライム(証券コード 3916)
本社所在地:東京都中央区八丁堀 4-5-4 FORECAST桜橋5階
代表者:代表取締役社長 市川 聡
設立:2002年1月4日
資本金:4億5千3百万円(2024年6月末時点)
売上:198億8千万円(2024年6月期)
URL:https://www.ditgroup.jp/
事業内容:ソフトウェア開発事業
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
担当者:IR部 榎本
TEL:03-6311-6520
E-mail:ir_info@ditgroup.jp